学校ブログ

進路の部屋

2019 合格体験記 その1

2019/04/11

大学入試

この冬の入試で見事、希望する大学に合格された先輩の体験記を紹介します。これから、受験の準備を始めようとする人は大いに参考にして、頑張ってください。

 大阪大学工学部合格(一貫・女子) 

 私は大阪大学 工学部 環境・エネルギー工学科に合格しました。志望をこのようにしたきっかけはSaturday Afternoon Physicsや高大連携講座など、阪大で行われるイベントに参加したことです。このようなイベントは学校の張り紙などで見つけました。中でも、吉田博理学博士の研究室にお邪魔した時、省エネの技術に関心を持ち、高2の冬にこの志望学科を目指そうと決めました。高12の間はまだ志望校が決まっておらず、まだ勉強に身が入りませんでした。しかし、高3になった時点で志望校が目指せない状況だと困るので、自身に勉強をさせるための対策を立てました。たとえば、まだ勉強を全くしていなかった時は、少しでも勉強のやる気を出すために親からもらえるおこづかいをテストの点数に応じて変えるようにしました。ある程度勉強をするようになってからは、学力の同じくらいの友達と模試や定期考査の結果を見せ合うのが楽しくなりした。負けた時は悔しさをバネに、勝った時は次も勝つぞと思って勉強に励みました。高3になると、志望校が決まっており、周りの友達も部活を引退して本格的に受験勉強を始めたので、私も自然と勉強する習慣がつきました。取ることができる講習やSUは全部受けて、0限からのSUも朝から頑張りました。そのような勉強の毎日を続けるのは、簡単なことではなくて、家族の協力が必要不可欠でした。夜早く寝るために、夜はテレビをつけないでいてくれました。朝は一緒にラジオ体操をして免疫力を高めたり、私が学校の準備をしている間に朝ごはんを作ってくれました。また、両親は私の体力が落ちて風邪を引くのを危惧し、時々外で運動することを勧めてくれたり、一緒に外でランニングしてくれたりしました。その生活を始めてから一度も病気にならずに試験本番を迎えらりました。このようにして勉強してきたのですが、高3の夏の初めまで成績が伸び悩んで、判定はずっとDでした。そのせいでだんだんと勉強したくなくなりましたが、夏のオープンキャンパスで行きたい学科の阪大生と直接話すことで再び「絶対阪大に行ってやる」という気持ちを取り戻し、「来年にはここに通っているのではないか」という気さえしてきました。そこからの成績の伸びは著しくて、夏の終わりの記述模試ではA判定を取ることができました。しかし、そのせいで調子に乗ってしまい、10月頃まであまり勉強をしませんでした。10月の模試は判定が下がり、友人に叱られました。また、大森先生の「A判定のAはアブナイのA」という言葉を実感し、もう一度気を引き締め直しました。家にある漫画は売って、LINEも見ないようにしました。センター試験に向けての勉強は学校の先生のおっしゃった通りにしました。特に地理と国語の授業はセンター対策が万全で一回一回の授業を真面目に受けたことが結果に繋がったと思います。私の場合、センター国語は苦手な上に配点が高かったので、青本と黒本を買って直前の2週間毎日欠かさず解くこともしました。パックVではとにかく「問題の読み違え・計算ミス・自己採点ミスをなくすこと」と「完璧に復習すること」を心がけました。完璧というのは1つも疑問が残らないように調べたり、先生に質問するということです。パックVはだんだん問題の難易度が上がるので、学力の変化が感じられないかもしれませんが、確実にセンター試験の力が伸びているので、先生方を信じ、毎日きちんと登校してパックVに取り組みましょう。センター後は自己採点の結果がA判定だったので安心した反面、A判定でも勉強しなくて落ちた人がいると聞いたことがあるので、油断せずに学校に行って勉強するようにしました。直前期の学校の講習は志望大学別になっていて、同じ志望校を目指す仲間と顔を合わせることが勉強の活力になりました。私にとって最後の谷川先生の授業を受けた時、先生は大学の教授方が作られた問題を精いっぱい楽しむようにおっしゃいました。その言葉の通り、センター試験でも二次試験でも「今年はどんな問題がでるのかな?」とワクワクしながら試験に臨みました。私は先に書いた通り学力が伸び悩んだり、低下することもありましたが、どちらも上手く乗り越えることができました。私は皆さんが何度壁にぶつかっても乗り越えられると信じています。自身を信じて、是非合格を掴み取ってください。


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