進路の部屋
2019 合格体験記 その2
2019/04/15
苦手な教科や分野がないという人は、まずいないと思います。その苦手な教科や分野にどう接するべきか示してくれている合格体験記です。苦手な教科のある人は特に参考にしてください。
神戸大学国際人間科学部合格 (選特・女子)
私が受験に関して大切にしていたことは、「向き合う」ことです。自分の進路や、勉強としっかり向き合うようにしました。まず、進路決定では、文理選択や学部の絞り込みをしなくてはいけませんが、私は高2になっても就きたい仕事どころか、興味のある事もはっきりしない状態でした。だから、高1,2年の間はとにかくどんな学問があるのか調べたり、色々な人からアドバイスを聞いたり、オープンキャンパスに行ったりして自分のしたいことをとことん探しました。そのなかで、友達に誘われて参加したオープンキャンパスの模擬授業の一つに興味を持ち、その内容に関連した勉強ができる学部を目指すことにしました。将来の目標の有無などで志望校の決め方も異なるとは思いますが、他人の言いなりや妥協ではなく、自分でじっくり考えることで納得できる結論が出せて、モチベーションにもつながると思います。次に、勉強面です。私は、中学の頃から数学が苦手で「勉強しても点数は伸びないんだ」と数学の勉強からずっと逃げていました。当然、成績は上がりませんでした。でも、高校に入学してからは毎日1題以上、数学の問題を解くようにしました。すると、最終的には得意とまではいかなくても、他教科の足を引っ張らないようになりました。また、これはどの教科にも言えますが、定期テストや模試を受けた後は、どんなに成績が良くても「どこかに弱点があるはず!」という謙虚な姿勢で苦手分野・教科を見つけてください。そこを繰り返し演習したり、暗記したりして補強することが苦手克服への近道だと思います。受験勉強は、なかなか成果が出ないので何度も心が折れそうになります。でも、ここで踏ん張って地道に続けるかどうかで人生は大きく変わると思います。必死に頑張る人には、先生方や友人などがきっと味方してくれるはずです。その人たちの力も借りながら、合格をつかみ取ってください。