学校ブログ

進路の部屋

「Hibari探究プロジェクト in 鳥取大米子キャンパス」

2019/08/09

探究プロジェクト

日時:201985日~7

参加者:中三 5名 高一 2名 高二 4名 高三 3名 

鳥取大学米子キャンパスへは3時間かけて学園からバス移動です。

米子キャンパスには鳥取大学の医学部があるのですが、今回は医学科・保健学科コースに10名と生命科学科コース6名に分かれて実習に参加しました。23日、キャンパスの近くのビジネスホテルに泊まってしっかり学びます。

米子キャンパスに到着後、学生食堂にて昼食。大学生に囲まれて、不安そうでしたが楽しくメニューを選んでいました。

 昼食後は各コースに分かれ、実習へ。生命科学は各研究室へ分かれてそれぞれの大学院生・教授達につきっきりで指導してもらいました。これは最終日の発表会でしっかり発表するため。目標が明確なので、話を聞く・実験をする姿勢も前のめり。(生命科学の研究室内は機密事項が多いため、写真はありません)

医学科・保健学科グループはまず教授の案内で、鳥取大学病院の中を見学します。大学病院の中を見学する機会など滅多にない機会ですので、生徒たちは真剣でした。また案内していただいた鳥取大学病院は、ドクターヘリのヘリポートがあり、近隣から頻繁に患者が運ばれてきます。実際にヘリポートの近くに行き、見学させてもらうと生徒達からは歓声が上がっていました。続いての医学部実習では、最新の様々な機器が設置されているシュミレーションセンターを訪問しました。特にMIKOTOと呼ばれる最新シュミレーターは、内視鏡挿入が上手くいかないと嘔吐いたり、声を上げたりとリアルな反応をしており、生徒たちも驚いているようでした。

2日目は「発明楽入門」からスタートです。医療の現場における「発明」の講義を受けました。鳥取大学の医学科と医療工学の協力によって開発された車椅子などの紹介をしていただきました。「発明」が堅苦しく難しいものではなく、身近なものだと実感できたのではないでしょうか。


2日目ふたつめのプログラムは「解剖学入門」。実際の人骨を触らせてもらいながら、どのように筋肉や骨格、腱や関節が連動しているかを学習します。実物の解剖台や解剖器具の紹介を受け、質疑応答も活発に行われていました。

2日目の午後からは保健学科の紹介・実習になりました。

まずは保健学科の教授から学科の概要を紹介していただき、まずは高齢者の生活の体験実習です。介護食体験・おむつ体験・高齢者体験と班に分かれて実習を行いました。その後は、バイタルサイン観察技術の体験です。手首の血管以外にも心拍数の測定にはいくつも方法があること、聴診器の使用方法など学びました。これらの実習が終わった後、看護学専攻の鳥取大学の学生さん、学園OBのかたに大学生活や看護学部での生活などを詳しく聞くことができました。

最終日、ボディメカニクスの原理を活用した体位変換の体験実習を行いました。看護の現場では力も必要ですが、それ以上に身体の構造をきちんと理解した技術が必要であることを実感することができました。

また、最終日には生命科学科の発表会も開催されました。指導していただいた各研究室の先生方や学部生・院生の方々がずらりとそろった大教室での発表です。内容自体は免疫細胞やがん、遺伝子操作技術など、中学・高校のの教科書の範囲を超えたものでしたが、各班のメンバーは堂々と研究した内容を発表し、質疑応答も立派にこなしていました。「是非鳥取大学を受験してください」とお誘いを受けている生徒もおり、とても得られるものの多い研究室生活だったのではないでしょうか。

2つのコースどちらにおいても、真剣に全力で取り組む生徒達の姿が印象的でした。このような貴重な機会を与えていただいた鳥取大学米子キャンパスの皆様に心から御礼を申し上げます。

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