進路の部屋
「Hibari探究プロジェクト in 産経新聞」
2019/08/24
新聞製作について学ぶ記者体験プログラムとして産経新聞大阪本社を訪問しました。このプログラムはHibari探究プロジェクトの一環として、中3~高3までの計7名の生徒が参加したものです。産経新聞と協力するのは今回が初めてでしたが、担当の広瀬さん、田井東さん、河居さんをはじめ多くの方々に協力をいただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
プログラムでは、新聞社の仕事内容を学んだり、部署の見学を行わせてもらったりするなど初日から濃い内容となりました。童話「桃太郎」を要約して記事にする取り組みは、生徒たちの頭を一番悩ませるものとなったようです。
8月22日の産経新聞の朝刊でもこの取り組みが掲載されました。
(Web版にも掲載されています。https://www.sankei.com/life/news/190821/lif1908210028-n1.htmlをURLに貼り付けて下さい。)
2日目には大阪総局長の大谷卓さん、文化部の女性記者の藤井沙織さん、編集長の堀洋さん、事業本部の近藤正義さんからお話を伺い、取材し、記事にしていく作業をしました。「新聞記者に必要な要素は何ですか??」「記者として大変だったことは何ですか??」「新聞は今後どうなっていくと思いますか??」「イベントはどれくらい前から準備しているのですか??」など多くの質問が生徒から飛びました。それぞれ丁寧に答えてくださり、生徒達も多くの刺激を受けていたように思います。題材を決めて記事を書いた後にデスクの添削を受けます。気づかされることも多くあり、修正をおこないます。ああでもない、こうでもないと相談しながら写真を選択して紙面が形になっていきました。
最終日は校閲と整理を行います。よく見るとミスがあったり、この表記で正しいのかなどの議論も行われました。記事の仕上げは見出しの作成です。見出しはその記事内容が一目で分かるようにするのがポイントです。アドバイスを受けながら、決めていきます。最終的にそれを整理係の人の助けとともに完成させていきます。レイアウトや文字の大きさ、そこに配置する意味など…多くのテクニックが新聞には詰まっています。完成した新聞を見て、生徒たちも自信や達成感を得た表情をしていました。
この3日間で、「質問をする、疑問に思うこと、人にモノをわかりやすく伝えること、メモをすること」といった最初に課せられたミッションをクリアすることができたのではないでしょうか。そして、この経験を今後に活かしてほしいと思います。