進路の部屋
先輩はこうした-10―雲雀で描こう自分の未来―Life Design Building at Hibari―
2020/07/13
AO入試で合格した先輩の体験記を紹介します。様々な入試の方式がありますので、先輩の体験記を参考にして、自分にあった方法を考えてみてください。チャンスをいかせるとよいですね。また、先輩のモチベーションを保つ方法も是非参考にしてください。
【大阪市立大学 医学部】【推薦入試】 (一貫選抜 男子)
僕は水泳部とESS部を兼部しながら、限られた時間の中で塾に行かずに勉強して現役合格しました。僕は自分で問題集を解き、分からない問題は学校の先生に聞きに行くという形で勉強しました。雲雀の先生方は本当に優しく熱心なので、いつでも何度でも分からない問題の質問や進路相談に応じてくれるし、一人一人の個別添削も丁寧に行ってくれます。これらをフルに活用してほしいと思います。塾に行かなくても、学校の授業をしっかりと聞いて理解し、学校で配られる問題集をきちんとこなせば十分です。
ところで、僕はAO入試で合格しました。多くの場合AO入試では、書類、面接、センター試験の3つの総得点で合否が判定されます。小論文が課される大学もあります。書類や面接では高校生活でやり遂げたことや将来就きたい職業に適した素質が自分にあることなどをアピールします。したがって一般入試の勉強と並行して部活や海外研修など様々なことにチャレンジすれば、もしセンターで失敗しても、書類や面接でそれらの活動や自分の素質が評価されて、第一志望の大学学部学科に合格できる可能性があるということです。とはいえ、AO入試で合格する可能性は高くないので、二次試験の勉強をしっかりとするべきです。あくまで入試の手段が増えるという形で捉えてください。
次に、僕が高校生活で大切だと感じたことを3つ伝えます。
1つ目は、将来の夢をもち、その夢につながる体験をすることです。僕は高3の秋頃、中弛みして勉強のやる気が出ませんでした。そこで、モチベーションを上げるために大阪府下の救命センターに病院見学をさせて頂けないか相談したところ、まず面接をして頂きました。その数日後、救急車で運ばれてきた患者さんの急性期の外傷治療を見学させて頂きました。その時、「これだ!This is it! これが俺のしたいことだ!」と思い、その日から勉強に身が入りました。このように、将来就きたい仕事をしている人と話をし、その仕事を体験することはとても大切です。なんとしてでもそのような機会を作ってほしいです。
2つ目は、家族や先生方などの周囲の人々への感謝の気持ちを忘れないことです。自分がいろいろな人に支えられて生きていることと恵まれた環境で勉強できることを思い出せば、自ずと勉強のやる気が出るはずです。
3つ目は、部活や行事に積極的に参加することです。かけがえのない自分の財産、そして最高の思い出になりますよ!
【体験記を書いてくださったあなたへ】
中学時代からいろいろなことに積極的にチャレンジしていましたね。大学でもその姿勢を忘れずにいてください。