進路の部屋
先輩はこうした-14―雲雀で描こう自分の未来―Life Design Building at Hibari―
2020/08/11
夏期講習が始まっています。講習と家庭学習をうまく組み合わせて学習を進める一方、進路についても様々な視点から様々な視点から自分のしたいことを分析してほしいと思います。国内の大学だけではなく海外への進学も選択肢の一つで、国内の大学と海外の大学を併願することもできます。海外進学説明会が先週グローバル部主催で行われましたが、進路部でも応援しています。広い視野で、大きな志を持って進路を選択してください。夏期休暇を有効に活用し、学力をつけるとともに自身をよく知るための時間も大事にしていきましょう。
先輩の体験記を引き続き紹介します。
【神戸大学 経済学部】【推薦入試】 (選抜特進 男子)
私は神戸大学経済学部に推薦で合格しました。
理系でありながら、文系学部を受験した経験を伝えたいと思います。高1の文理選択時に経済学部に興味があるにもかかわらず、数学が得意で国語が苦手であるという理由で理系の道に進みました。高1・2の時は、志望校もはっきりせず高3の7月まで部活をしていたため、定期テストだけをしっかりしていました。3年になり真剣に進路を考えた結果、神戸大学の経済学部に行きたいと思うようになり、センター試験は理系型で2次試験は文系型で受け、推薦入試も出願することを決断しました。その決断は、自分の志望する学部のために今まで1年間勉強してきた数IIIを入試で全く使わず、苦手な国語で文系の人と勝負するということになりましたが、逆に文系の人が苦手としている数学で差をつけることができると思いました。
そして、受験を振り返ってみて私が大事だと思ったことが3つあります。1つ目は勉強の効率性を上げることです。私は7月まで部活をしており周りの人よりも本格的に受験勉強を開始するのが遅れたこと、受験に必要な科目数が多いこと、自己推薦書を書く時間がいることなどが重なり、短い期間で合格するためには何をすべきなのかを考えました。その結果、部活の朝練と同様に朝6時に起き、授業前に学校で1時間ほど勉強し、放課後は学校の図書館で自習するという1日の流れを決め、毎日の時間設定をすることで効率性を上げることができました。2つ目は受験本番に自分の持っている力を最大限発揮できる準備をすることです。私は部活の大会で緊張する場面を何度も経験してきましたが、センター試験本番が人生で1番緊張しました。でも模試やパック5でやってきたことを思い出し、気持ちを落ち着かせて全力を尽くすことができました。3つ目は受験の仕方を調べておくことです。私は最終的に志望校を決めるにあたって高3の夏休みが終わるまでに色々な大学の募集要項を調べ、受験の戦略を練りました。大学によって異なる受験科目、推薦入試の出願資格などを詳しく調べておくと良いと思います。
最後に私が第一志望に合格できたのは雲雀の先生方、友達、家族の支えがあったからです。先生のアドバイスを素直に受け止め、雲雀という素晴らしい環境を生かして充実した学校生活を送ってください。
【体験記を書いて下さったあなたへ】
部活動と学習との両立はすばらしかった。長時間にわたる部活動のすきま時間を使った勉強方法は後輩の手本です。