進路の部屋
先輩はこうした28 部活と両立 ー雲雀で描こう自分の未来
2021/03/23
今年度の振り返りの時期を迎えています。次の学年に進むためには、春休みの期間をいかに過ごすかが大事です。終業式までに、計画を立ててみましょう。先輩からのアドバイスです。
【大阪市立大学 工学部機械工学科】 (一貫選抜 男子)
私は大阪市立大学工学部機械工学科に合格しました。ここでは"部活と勉強""肌で感じた受験"について書いていこうと思います。
私は高校の3年間野球部に所属していました。朝練、放課後の練習に日曜日は試合と体力的には授業でいっぱいいっぱいで、自習などやっていないも同然でした。そんな中でも私が大事にしていたものの1つ目は"定期テスト"です。数が多いため、「またか」とか「面倒くさい」とか思っている人も多いことでしょう。ですが、定期テストに本気で取り組めば普段部活が忙しくて、ないがしろになりがちな復習が1回のテストで事足りてしまう。おまけに苦手なところまでわかってしまう。これだけでも十分に価値があるのではないでしょうか。2つ目は"模試の直し"です。結果に一喜一憂するのも分かりますが、何よりも大事なのは見直しです。模試でいくらいい結果が出ても本番にはなんの関係もありません。解けていない問題は本番で解ければいいのです。苦手なところを少しずつ潰していきましょう。3つ目は"切り替え"です。部活も勉強もしていても中途半端なら意味がありません。やるときは全力でやり切りましょう。以上のことを意識されてはいかがでしょうか。後輩の皆さんが部活も勉強もうまくいくことを願っています。
次に私が感じた受験について書いていきたいと思います。一言で言うならば"情報戦"です。もちろん受験ですから学力は必要です。ですが、志望校はもちろん、出題傾向や入試形式など調べてみないとわからないものがたくさんあります。もしかしたら、自分の得意な科目が活かせる入試があるかもしれません。チャンスが増える推薦入試があるかもしれません。高校3年生になる前に一度調べてみてください。
これから行き詰まったり、逃げ出したくなったり、様々な困難があなたの前に立ち塞がるでしょう。そんな時でも、めげずに、自分を信じて向かっていってください。そうすれば明るい兆しが見えてくるはずです。応援しています。
【体験記を書いて下さったあなたへ】
部活動と学習をともに計画的にできたと思います。後輩にもその姿は伝わり、引き継がれています。大学では好きな分野をとことん追究し、持ち前の粘り強さで頑張ってください。