学校ブログ

進路の部屋

63期生・合格体験記②

2021/04/14

大学入試

大阪大学 文学部 学校推薦型選抜【一貫選抜コース 女子】 

 留学経験なし、英検2級止まり、ボランティア経験なし。書類には学校の評点と部活動の記録だけ書いて、国公立大学の推薦入試に挑戦しました。特別な装備を持たないまま、割と強いボスに挑むようなものでしたが、それでも私が合格できたのは、大学の配点が私に合っていたこと、そして学校の先生方が最後まで力になってくれたお陰です。この経験が、私のように推薦向きな経歴を持たない人、推薦での受験を全く視野に入れていない人、少しでも多くの人の選択肢を広げる手助けになればいいなと思います。

  まず私は、志望理由書が書きやすく、得意科目の配点が高いという理由で学部を絞りました。特に大事なのが大学ごと、学部ごとの配点だと思います。私の場合、圧倒的に共通テスト重視の配点で、小論文もそこまで苦手ではなかったので、書類や面接の分もカバーすることが出来ました。自分のしたい勉強と、自分の得意に合う大学(学部)の両面をよく考えて、最終的な志望校を決めるのがいいと思います

 勉強についてですが、私は高校からずっと、定期考査には万全の状態で挑むようにしていました。毎回の考査の勉強・授業の予習復習をきちんとしていれば、共通テストだけでなくその後の私大対策にも繋がります。ついでに評点も頂けるので、定期考査に向けた努力の積み重ねは、後々心強い味方になってくれるはずです。

   高1から塾に通い始めましたが、結局高3からは殆どの学習を学校と自宅で行いました。私は高校に入って数学の成績に焦り、塾に飛び込んだ典型的なパターンでしたが、学校に比べると親身とは程遠い対応や、映像授業を利用せずに無駄にしてしまったことなど、後悔する事は沢山ありました。ただ、自習環境が整っていることは確かです。学校と塾で情報量にはたいして差がないので、どうしても苦手な教科や単元を分析した上で、自分にあった学習環境を選ぶべきだと思います。焦る気持ちもあるかとは思いますが、自分にあったスタイルで、周りに流されないで頑張ってください!

  小論文対策としては、数回にわたって担当の先生に指導して頂きました。過去問と同じテーマが出る訳ではないので、高3から始まる’国語演習’の授業をしっかり受けることが一番の対策になると思います。共通テスト対策で言うと、単語の暗記と社会はなるべく早くから始めるべきです。せめて春からやっておけばよかったと試験直前に後悔しました。

 推薦を受ける場合に辛いのが、12月、周りが共通テスト対策を必死にしている中、小論文や面接の対策をしなければいけないことです。それ以外にも提出書類にかなり時間がかかったので、その時間を一般入試の対策にあてるべきだと思われるかもしれません。しかし、高校からコツコツ頑張ってきた人、これから頑張る人にとっては、合格の可能性を高めてくれる選択になると思います。辛い時期を越えれば必ず’ご褒美’が待っているので、沢山悩んで、充実した高校生活を過ごしてください。応援しています!

【体験記を書いてくれたあなたへ】

コツコツと勉強に励んでいた姿はもちろん、ギターマンドリン部で楽しそうに演奏していた姿を思い出します。クラブ活動から多くのことを学んだのでしょうし、それを生かして栄冠を勝ち取りましたね。

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