進路の部屋
63期生 合格体験記④
2021/05/01
上智大学 文学部 史学科 公募推薦型入試【選抜特進コース 文系 男子】
私が大学入試で大切だと思うことの一つに大学調べがあります。私はもともと関西の大学のみを受けようとしていました。しかし、5月の面談で関東の大学も調べてみたらと担任の先生が言ってくださり、上智大学を第一志望にしました。上智大学のホームページを調べていると公募推薦型入試があることが分かり、出願要件を全てクリアしていること、史学科の入試科目は得意の世界史だけだということが分かりました。私はもともと推薦入試は面接や志望理由書の対策をせねばならず大変そうだなと思っていたのですが、第一志望ということもあり頑張ってみようと推薦入試を受けることに決めました。今思うとあの時に大学のことを詳しく調べておいて良かったと思います。
雲雀は面接の練習や志望理由書の添削など勉強以外のことも全面的に協力してくれます。私もたくさんの先生方にお世話になりました。志望理由書は5回くらい直してもらったし、面接の練習は3回やっていただきました。実際の面接試験では半分以上の質問が練習で聞かれた質問だったので、慌てずに丁寧に回答できました。
私は一般入試の勉強と並行して、夏休みからは推薦入試の課題図書を読み進めました。2学期からは推薦の世界史のテストに論述問題が出ることがわかっていたので、それに向けて勉強しました。世界史の論述問題対策は一般入試の対策にもなったので、推薦に向けての特別な対策は課題図書を読むくらいでした。課題図書は夏休みから毎日1時間読んでいき、10回は繰り返して読みました。
推薦入試は一般入試の勉強との両立が難しいという理由で、敬遠する人も多いかもしれませんが、第一志望の大学に推薦があるならば、積極的に活用するべきだと思います。対策方法は上智に限定的になってしまいましたが、受験生の皆さんの役に立てば幸いです。とにかく一度、自分の行きたい大学を詳しく調べることが大事だと思います。
【体験記を書いてくれたあなたへ】
自分の研究したいものが明確にあり、第一志望校を決めてからは他に流されることなく黙々と、着実に自らの課題に向き合っていた姿が印象的でした。合格も、静かにはにかみながら嬉しそうに報告してくれましたね。これからもそのひたむきな熱意で様々な道を切り開いていってください。