進路の部屋
思いを受け継ぎ
2021/08/30
M先生が突然旅立たれ、1週間になります。先生がおられるところは常に人が集まり和やかな笑い声が絶えない、陽だまりのような場所でした。生徒、教員問わず誰にでも気さくに声をかけられ、ユーモアを交えながら助言や激励をされました。明るく温かい、本校の精神的支柱のような方でした。
進路面では大学入試対策を専門に御尽力いただき、指導を受けた高3生は複数学年にわたります。授業のみならず志望大学に応じた個別指導、放課後や早朝の講習…強く、なめらかな太い声が社会科教室からよく聞こえていました。指導するのは高3で初めて出会う生徒であるにも関わらず、いち早く名前を覚え、担任と頻繁に情報交換をされていました。それに応えるように多くの生徒が先生のことを慕い、卒業後も会いに来ていました。
M先生は、5月に急逝されたT先生と職員室の隣席であり、わずか数ヶ月前には、高3生の進路について熱心に言葉を交わされていました。寂しさは募るばかりですが、お二人の思いを余すところなく受け継ぎ、生徒全員が笑顔で卒業できるよう、進路部一丸となり尽力してまいります。