進路の部屋
「研究力」とは~大阪大学説明会~
2022/07/13
近年、総合型・学校推薦型選抜による入試定員は増加傾向にあり、国公立大学の総合型・学校推薦型選抜に出願した生徒は学年全体の30%を超えています。(64期31%、78名)
そのうち大阪大学の総合型・学校推薦型選抜には昨年度27名が出願しました。
大阪大学の総合型・学校推薦型選抜とはどのような入試なのか。何を準備すればいいのか。早い段階で知っておいてほしいという思いから、『大阪大学 推薦・総合型入試説明会』を企画したところ、高3と高2合わせて100人以上の生徒が70ホールに集まりました。
説明会には、大阪大学 高等教育・入試研究開発センターより山下仁司教授にお越しいただきました。
キャンパス、各学部の学問内容、入試制度について、100分にわたり詳しくお話しいただき、高2の皆さんは大阪大学への憧れが増し、高3の皆さんは目前の受験に向けて準備しなければならないことを確認することができました。
大阪大学が求める人材は「研究力」を持つ学生。
「研究力」とは
➀自分で知りたい事、解明したい事(研究のテーマ)を見つける=知的好奇心
➁テーマに関する「仮説」を創り出すことができる(専門知識の活用)
➂仮説が正しい事をどうすれば証明できるかを考えられる(論証や調査・実験の計画を立てられる=論理的思考)
このように書くと難しく感じるかもしれませんが、皆さんも学校生活の中で実際に体験していることだと思います。
例えば、クラブの試合で負けたら何がいけなかったかを振り返り、「問題や課題を発見」しますよね。そして「こうしてみたらどうだろう」と仮説を立てて、実際に「計画を立てて実行している」のではないでしょうか。「クラブの試合」を「学校のテスト」に置き換えてもいいと思います。
実際に研究しなければいけないというわけではなく、このようなプロセスを実際に体験し、自分の言葉で表現できることが大切だということなのです。