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阪大推薦・総合型合格のために~受験体験記➃

2022/07/17

大学入試

1学期が終わろうとしています。高3の皆さんは本格的に出願先を考える時期となりました。大学の募集要項が出るのはもう少し先ですが、「入試要項」は各大学から出されています。受験科目や日程、難易度を踏まえて、第一志望はもちろん、第二志望・第三志望までをこの夏休みの間にリストアップしましょう。

高1・2の皆さんはこの夏休みをどのように過ごしますか?前回のブログでも書きましたが、推薦・総合型選抜は3人に1人が出願します。推薦・総合型選抜の出願には「活動実績」を伴った「志望理由」が必要になります。本校で行っている探究プロジェクト等に積極的に応募して気づきの機会を得てくださいね。


今日は、高1の時から推薦での出願を視野に入れ、様々な活動に積極的に取り組み、見事大阪大学経済学部に合格した生徒(一貫選抜コース)の受験体験記を紹介します。

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進学先;大阪大学 経済学部経済経営学科(総合型選抜入試)  

その他の合格校;同志社大学、立命館大学 他 


私は、大阪大学経済学部経済・経営学科に合格することが出来ました。両親や先生方、友人の応援やサポートがあったからこそ、このような結果を残すことができ、感謝してもしきれません。

さて、ここからは私の経験に基づいて推薦のメリット、デメリットを伝えようと思います。

志望大学、学部が明確であるならば、推薦は受験機会を増やす手段として非常に有効だと思います。一般選抜試験(共通テスト、個別試験)とは異なり、勉強以外に自分が取り組んできた内容も評価の対象になるので、校内外で様々な活動をしている人にとっては合格を勝ち取れる大きなチャンスだと思います。志望理由書や活動報告書に自分が取り組んできた内容や思いを書き、面接で熱意を伝えるのです。

私の場合は推薦のために特別な活動をしたわけではなく、学内ではクラブ活動、委員活動、探究ゼミ(経済学)での活動、探究論文作成、エンパワーメントプログラムの参加、学外ではボーイスカウト活動(世界スカウトジャンボリーへの参加)、検定試験の取得(英検、漢検、数検)等、今まで活動してきた取り組みを続けて推薦に挑みました。

特別なことを行う必要はないけれども、「自分はこれに打ち込んだ!」と胸を張って言えるものを持っておくべきだと考えています。

一方で、推薦の書類作成等が本格化する3年生の2学期は受験勉強においても非常に重要な時期であり、両立は大変です。特に志望理由書作成と面接練習には時間がかかります。私は志望理由書を16回書きなおし(約2か月)、面接練習は5回行いました(約1か月)が、先生方の力強いサポートのおかげで十分乗り切ることが出来ました。大変とはいえ、志望動機や入学後に取り組みたいことを早い段階で明確にしていれば、大きな問題ではないと思います。

したがって、合格を勝ち取るには早い段階から志望理由等を明確にしておくことをお勧めします。2年生の志望校調査の段階から考え始めるというのは少し遅いと思います。

受験勉強や推薦の準備はかなり大変です。しかしこの経験は人生に一度しか経験出来ません。悔いが残らないように頑張ってほしいと思います。

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活動実績、学業成績ともに非常に優れたものを持っていたT君でした。推薦入試の準備と並行して、学科試験の勉強を本当によく頑張り、最終的には前期試験で合格できるだけの学力も身につけて卒業しました。幼い頃からのボーイスカウト活動によって培われた卓越したリーダー性や目標を決めて努力を怠らない実直な性格は、大学で専門的知識を身につけ、多くの経験を積むことで、社会に出てからこそ存分に生かされることでしょう。

雲雀の子らしい、優しくて、自分のことは置いておいて人に譲る子でした。そんな優しさはそのままで、自信を持って自分を発信していく図太さを大学では身につけてほしいな、と思います。


在学中の皆さん、今年度の受験体験記はすべて「でんしんろ」で読むことができます。先輩からの言葉をぜひ受け取ってください。

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