進路の部屋
大学も変わっていく
2023/10/12
大学の学部改組に伴う定員の変更、取得資格の増加など、皆さんは気にしたことがありますか?
例えば、本校から毎年進学する生徒がいる大阪教育大学。
①〔幼児教育専攻〕と〔小学校教育専攻〕から成る「初等教育教員養成課程」
②〔特別支援教育専攻〕と〔小中教育専攻〕と〔中等教育専攻〕から成る「学校教育教員養成課程」
この2つの課程が、現高3の受験から「学校教育教員養成課程」に統合され、〔幼小教育
専攻〕、〔次世代教育専攻〕、〔教科教育専攻〕、〔特別支援教育専攻〕、〔小学校教育(夜間)5年専攻〕の5つの専攻に分かれることになりました。
この変更によって、これまで小学校免許取得が卒業要件ではなかった〔中等教育専攻〕がなくなり、新しく設定された〔教科教育専攻〕に含まれ、小学校と中学校の両免許取得を目指すことになります。これは、小学校においても教科の専門性を求められる昨今の傾向と、子どもたちの成長過程を分断せずに見届けられるように、という意図があるそうです。
他にも、〔次世代教育専攻〕が新たに設置され、教育探究コース40名、ICT教育コース20名と募集定員も多く設定されています。
このように大学の学部等の変更から、今、社会で求められているものが見えてきます。第一志望の大学はもちろん、同じ学問系統を持つ大学の情報にも目を配ってみましょう。大学が大事にしていることや目指していること、その変化を通して、その学問系統やその先の職業、ひいては現代社会についての理解が深まるはずです。