大学受験においては、各教科のどれにも属さない科目が課されることがあります。そのひとつが「小論文」。本校では、小論文指導は教員の担当教科にかかわらず、指導を希望する生徒一人ひとりに担当者を決めて、個別で指導しています。

決まった「正解」がなく、生徒の中から答えを引き出しながら書かせていくため、手間と時間を要する小論文指導は、一人の教員が一度に何人もの生徒を抱えることはできません。多くの指導者が必要です。

昨日、全教員を対象に小論文指導のための研修会を実施しました。講師は河合塾小論文科の平田匠先生です。

小論文を入試で課す大学の意図は何なのか。どういう小論文が評価されるのか。その点を踏まえつつ、指導していく際の道筋をわかりやすく教えていただきました。

教える側の私たちも、小論文指導を通して自分自身を相対化し続け、アップデートしていきたいと思います。

お忙しい中、貴重なお話をしてくださった平田先生、並びに河合塾のみなさまにこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。