卒業生~母校は母港になる
No.9(60期)譲らなかったもの
2021/06/14
私は中学1年生から中高一貫クラスに入学し、高校3年生までの6年間を雲雀丘学園で過ごしました。現在は、関西学院大学の理工学部に進学し、研究室にて遺伝子に関する実験を行っています。
生物の分野には、中学生の頃から少し興味がありました。しかし、具体的に何が好きだったとか、特別生物の知識があったなどというわけでもなく、かなり漠然とした興味を持っていたにすぎない程度のものでした。
高校生になっても、何かに強く興味が惹かれることもなく、理数系の方が好きだから理系かな、物理より生物の方が楽しいから生物かな、といったように進路を決めていき、いつの間にか大学受験の時期になってしまっていました。その時もまだ、どの大学でこんなことがしてみたい、などの希望は生まれず、とにかく生物に携わりたいとしか考えていませんでした。
今思えば、この絶対にぶれなかった生物への執着は、特にお世話になった先生の影響かもしれません。6年間の学校生活で、担任としてもクラブ顧問としてもお世話になった生物の先生を見て、私は唯一の「ぶれないもの」を見出せたのかもしれません。
関西学院大学 東仲海壮(2018年卒業・60期生)
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