学校ブログ

卒業生~母校は母港になる

No.84(56期)マイペース

2024/01/06

中高56期生で水泳部に所属しておりました垰ひかると申します。

実はこの卒業生サイトがオープンした頃から、様々な経歴のみなさまの投稿を楽しく拝読しておりました。

私は自分のことをマイペースと言います。

世間的にいうマイペースとは違いますが、自分のペースを貫いていると意味でマイペースです笑

そんな私は入学前からマイペースでした。

私は小学5年生の時塾が大嫌いになり、「塾は辞める!でも受験はする!」とわがままを言って、家族の協力を得て自宅で勉強をして中学受験に臨みました。

『下剋上受験』というドラマが放送された時には、レベルが違えど「私やん!!」と思って観ていました。

母によると雲雀丘学園の先生方は塾に通わなかった私のことを入学前から肯定してくださっていたようで、親子共々、先生方のお言葉に支えられていました。

その中でも中学1年生の時に担任だった高橋先生には安心できる言葉を度々いただきました。

そして入学後も「スクール通う!」と言って中2〜高2まで部活+週1スイミングスクールの生活を送ったり、歴史選択をした直後に「世界史カタカナ多すぎて無理!」と投げ出して地理+倫理政経で受験したり、志望校を模試ごとにコロコロ変えて、結局一度も見に行ったことのない大学に入学したりと、なかなか周りはしない行動を連発していました。(卒業後もこのようなエピソードが多々あります笑)

大学受験の時にはもちろん塾・予備校は拒絶状態だったので、ほぼ毎日朝と放課後の講習を受け、廊下にあった大きな木の机で友人たちと18時過ぎまで勉強しました。

お互いに勉強を教え合ったり、先生を探し回って質問したり、時には通りがかりの先生から勉強を教わることもありました。

(勉強場所については「寒いから教室行きなさい」等のお言葉がありましたが、当時思春期真っ只中の私たちは「絶対動かない」と無駄な抵抗をしていました笑)

今でも「あの1年は大変だったけど楽しかったね」と友人たちと話すほど思い出深い高校3年生の生活でした。

当時の友人たちは卒業から10年経った今でも定期的に連絡を取り合っており、今年は結婚式に出席させてもらい、学校にも遊びに行きました。

塾を辞めた中学受験、予備校に通わない大学受験、おまけに教室や図書館ではなく廊下で勉強という、世間からすると普通ではない私をずっと応援してくださった先生方には本当に感謝しきれません。

また曲者でしかない私と6年間を過ごしてくれた友人、変わらず可愛がってくださる先輩、慕ってくれる後輩、今でもたくさんの雲雀生の縁に恵まれています。

これからもこの縁を大切に過ごしていきたいと思います。

垰ひかる(2014年卒 56期)

(友人の結婚式にて。2枚目は主役と撮影者が写っておりませんが6年ぶりの全員集合でした。)

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