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グローバル教育

即興型英語ディベート大会(第8回)

2019/02/23

即興型英語ディベート

2月23日1時半より、即興型英語ディベートの最終回を行いました。

今回は、大会の形式で行いました。大会の進め方について説明があったあと、前半はチーム対抗で予選1ラウンド。そして、そこから勝ち上がった2チームが、後半の1ラウンド(決勝戦)に進出するという形式です。

まず、前半の予選の様子です。論題は "We should abolish the death penalty." 死刑制度を廃止すべきである。

これを議論するのは本当に難しいですが、生徒たちは一所懸命に自分たちの主張を考えていました。その様子はいつもよりも緊張感があり、各チームがベストを尽くそうとしていることがよく伝わります。また、その議論の内容もしっかりとしたものでした。

例えば肯定側の第1話者(Prime Minister)は「これから話すのは日本の話に限る」と定義づけdefinitionを明確に行っていました。その後、外国の話題を出した相手チームに対し、「それは外国の話である」とPOIをしていました。その相手チームも「それは日本の話につながる」と反論しており、議論としては成熟したものになっています。

最初のころには想像もできなかったレベルに到達していることは、本当にうれしいことです。

1ラウンド目の結果、6班と8班が決勝に進出しました。決勝ラウンドは、2チームが全員の前に集まりディベートをするというスタイル。ほかの生徒はそのジャッジを行います。

論題は "We should prohibit cosmetic surgery." 美容整形を禁止すべきである。

これもまた難しい論題でした。けれども、両チームとも、自分の主張を明確にし、相手チームはその主張にしっかりと反論をしていました。

後半は教員もジャッジをしましたが、それぞれの主張の内容は明確でした。しっかりと分かりやすく構成できているように感じました。

ディベートの後、両チームの人たちからコメントを聞きました。1年間参加して本当によかった、自信がついた、できることが増えたというコメントは、言葉には表せないほどに嬉しいものです。

結果は、優勝が6班、準優勝8班、3位が同率で1班・3班でした。

他にも、各テーブルごとにベストディベーター賞、POI賞、ジャッジ賞を表彰しました。表彰された皆さん、おめでとうございます。

2018年度の「即興型英語ディベート」講座は、これでおしまいです。1年間続けて参加した皆さん、本当によく頑張りました。

1年間を振り返ったアンケートのコメントを読むと、人前で英語を話せるようになった・英語を話すことに慣れたという人はもちろん、自信を持てたという人や、わかりやすい話し方を他の場面でも応用しているという人もいました。当初想定していた以上の成長で、うれしく感じています。

また、この講座を通し、ほぼすべての人が新たな課題を見つけていました。例えば、語彙力を増やすこと、社会問題などへの意見を持つようになること、など。

受講生の皆さんは、1年間で得たことに対して自信をもって、それを活かして今後も活躍していってほしいと、心から願っています。皆さんが新たに出会った課題も、これからの高校生活の中できっと乗り越えられるはずだと信じています。そして、自分の思考を磨くためにも、いろいろなことに興味をもって、自らの糧にしてください。

来年度も開講予定です。同じく高1・2年生が対象です。今年受講した1年生、ぜひ継続してほしいと思います。

もちろん、今年受講しなかった人たちや、現中学3年生の皆さんも大歓迎です!



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