昨日の６限は学年集会でした。生徒会役員の認証式、クラブ活動の表彰伝達のあと、中井校長先生より親孝行についての話がありました。明日は皆さん周知の通り学園の創立記念日です。生徒の皆さんも親孝行について考え行動してみましょう。

親孝行という考え方は古代中国の儒教に起源があります。『論語』にみられる孔子の思想を紹介します。孔子は「仁」と「礼」を重んじることを説きました。簡単に解説すると、仁とは相手（特に年長者）を思いやる心のことです。そして礼とは仁を体現することです。このどちらも欠けてはいけないのです。普段から感謝しているけれど、目に見える形で表現していなければ親孝行しているとは言えません。逆に、感謝していないのに、形だけ見せていても親孝行しているとは言えません。号令も挨拶も、やらされているからする、のではなく、心から相手を想いしてほしいというわけです。

皆さんは本当に心から親孝行できていますか？学校から言われたからではなく、一度真剣に親孝行について考え、素直な心でご両親に何かしてみてはどうでしょうか。