校長通信
考査最終日 第86号
2018/12/08
考査最終日です。朝は、銀杏のじゅうたんでしたが、試験終了後陸上部の皆さんが掃除をしてくれました。寒さに負けず、活動に励んでいます。
生徒たちが考査で頑張っている間、先生方も考査作成、採点、成績処理の気の抜けない業務が続きます。その一方で、模試の検証会、外部講師による研修会、高3進路検討会と考査後の個人懇談に向けて研修や会議がもたれました。高3は今までのデータや本人の志望より一人ひとり受験校を検討していきます。2日間にわたり、長時間は費やされました。今年度は多くの進路指導部や他学年のの先生方も多数参加されたと聞きました。また、高2の模試の検討会では、高3での検討会の手法を取り入れて、今までの全体把握よりも個人指導のケーススタディが熱心に行われました。一人ひとりに寄り添う指導が、ベテランから若手へ、上級学年から下へ、継承され大変心強く思いました。先週には、予備校チューターをお呼びしての保護者講演のあと、面談レクチャーが行われ、予備校でのより実践的・具体的な面談方法を学ぶ機会となりました。
成績データや生徒観察の様子から個人面談で課題を説明し、どのようにアプローチしていくのか担任の面談力が問われるところです。これは独りよがりではダメで多面的な知識や分析力や手法を研究する必要があります。その集大成が進路指導です。高校教員にとって進路指導は生徒や保護者との一体感と教員間のチームワークも必要で、醍醐味だと思います。大学は個々様々で、入試制度は刻々と変わり、それぞれの生徒には同じ指導では通用しません。当然のことながら過去の指導のままでもいけません。教員も必死に学び考え、大きく成長するチャンスだと思います。先日の職員会議でも、情報収集とデータの分析と面談力の向上が進路指導力を高めることになり、信頼感と教師力を高めるとお話しました。