校長通信
主体的で対話的な深い学び 第125号
2019/03/21
3月19日、「本物の学び・グローバル教育・探求」の発表会が行われました。生徒たちの主体的な学び、発信力を高めようと授業や行事を通じて様々な取組を行ってきました。その成果を発表しようと企画しました。今年度は初めてポスターセッションという発表形式を取り入れ、無学年で行いました。ポスターにまとめてその前で来場の方に説明し、質問に答えるというものです。昨年までは、講堂などの大きな会場で大人数相手の一方向のレクチャー形式でした。これも経験が必要で重要ですが、多くの生徒が経験でき、双方向での学びを重視しようといろいろなセクションの先生方が協力して企画運営しました。また、特別ゲストとして、アフリカのナイジェリアから東京工業大学大学院に留学中のGrace Kaghoさんにもワークショップをしていただきました。様子はブログをご覧ください。
人前でしかも至近距離で話すことはとても緊張し勇気のいることだったかも知れません。お父さんの前で発表する中1生徒が頑張っていました。1年の成長を含め大人への階段を一歩上がったようにも見え、こちらがウルッときました。中学生では日頃関わりの少ない友人、異学年の先輩後輩との学びから「認め合い」のきっかけになります。上級の高校生は、高大連携など自らの体験を伝え、質問を受け「先生が授業で話していたなぁ」と会話が続き、学びが深まっているように思いました。大学や海外での経験など想いの伝わるプレゼンが多かったです。私からも発表技法についてアドバイスをしました。高2生徒から「全体プレゼンもいいが、このポスターセッションもやった方が良い」とアドバイスをもらいました。「1年後卒業してからも参加してほしい」と伝えました。準備期間が短く初めての試みでしたのでまだまだ改良点があります。生徒たちがいきいきと主体的に学ぶ姿を見て、ルーブリックやパフォーマンス評価を研究し、次年度での実施を検討しようと思います。