７月26日全国ギターマンドリン音楽コンクールを見に行きました。副タイトルは～優秀選抜61校の競演～となっており49回目の歴史ある大会です。本校は県代表であり常連とはいえ、この大会のために頑張ってきたと言っても過言ではありません。大会前に高3生全員が校長室に来てくれました。Enjoy、Smileと話してくれましたが、そこには頂点を目指す闘志もひしひしと感じました。

演奏は大人数にふさわしく、迫力と優雅さがありました。OBの方も話されていましたが、楽しんで演奏できているように思えました。結果は頂点とはならず、部員たちは落胆の表情に見えました。元本校教員が大会役員をされており、賞状をいただきました。十分立派なものですが、悔しさが出ています。私には演奏の優劣はよくわかりませんが、そのあとに本校生徒たちのすばらしさに触れることができました。

それは、結果発表、表彰式のあとエンディングテーマ「あなたへ！」を会場全体で歌うことになっており、その演奏を本校が任されていました。目の前で受賞校が歓喜し歌う中、そこを最後まで立派に演奏しました。演奏以外の本校生徒たちも大きな声で歌い、会場全体の声になりました。複雑な思いが去来する中、コンクールのエンディングをしっかりと努めてくれました。簡単にノーサイドの精神というには切なすぎます。いつもは大会の応援では声かけせずに帰るのですが、今回はそれができず。すると自分たちのことでいっぱいのはずなのに「先生来ていただいてありがとうございます」と涙ながらに。もう限界。またまた熱くこみ上げてきました。

帰路、左手には夕陽、右手に大きな虹がかかりました。

「あなたへ！」
あなたがうれしとき　あなたがなかしいとき
この音が届きますように　Ah－
泣いたり笑ったり　そんな毎日が繰り返しては
あなたに会えてよかったと　そう思っているのです