学校ブログ

校長通信

海外から 第73号

2019/10/21

グローバル

10月17日、タイ国教育関係者34名の学校視察がありました。あいにく、考査中でしたので授業見学はなく、私からの学校紹介、小学校の英語授業と施設見学を行いました。グローバル化を見すえて、これから日本との交流や留学を進めようと考えているようです。12年くらい前に、私のクラスにタイからの留学生が1年間在籍しました。彼女は裕福な家庭で育ち、日本に留学しました。英語と数学の成績はクラストップでした。当時は人々の生活の格差が大きかったのだと思いますが、経済発展のあと今では多くの方が豊かな教育環境を求めています。先生方も、本校のグローバル教育とくに海外研修や留学制度、ICT教育、文化祭などの行事に興味を持たれていました。通訳を介していましたが、英語による質問も活発でした。本校食堂で食事をしていただきました。生徒たちが臆することなくスムーズに質問に答えている姿が印象的でした。

10月18日、韓国の延世大学MIRAEキャンパスより国際教育院パク・ソンホ院長国際政治学博士他コーディネーターが来校されました。日本からの優秀な学生の入学を求めて学校訪問されました。今までは関東圏からが多かったようですが、今回、西日本の学校からもいうことで本校へ案内をいただきました。

延世大学は、大韓民国で一番歴史の長い大学で、ランキング世界100位くらい、アジアトップレベルだそうです。慶應義塾大学と姉妹校の協定を結んでいます。韓国では、三大名門大学のソウル大学、高麗大学、延世大学の英文表記の頭文字(Seoul National University / Korea University / Yonsei University)を取って「SKY」とよぶそうです。

教育設備、環境、プログラム、寮生活を動画を交えて見せていただきましたが、素晴らしいものでした。特にMIRAEキャンパスはイギリスの建物にアメリカのリベラルアーツを取り入れていました。100%英語で授業を行う東アジア国際学部と韓国語習得後他学部での専攻を行うグローバルエリート学部の紹介と入試要項、費用などの説明を受けました。両学部ともに韓国語の学習歴が必要ではありません。また、海外派遣や校内での語学研修も充実しています。韓国であれば大学見学も容易であるかも知れません。海外大学進学を視野に入れる本校生徒も増えてきており、北米、欧州、南半球、アジアなど可能性はいくつもあります。世界中の大学のアドミッションオフィスと連携しつつ、情報を提供していきたいと思います。


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