学校ブログ

校長通信

3学期始業式 第98号

2020/01/09

行事

【右】1月7日の朝焼けです。幻想的で思わずカメラを向けました。

1月8日は雨の予想でしたが、爆弾低気圧の影響で早朝より暴風警報発令でした。新年初日、3学期始業式で皆と会えることお楽しみにしておりましたが、風雨が強く警報解除もなく、やむを得ず休校としました。以下、始業式式辞を抜粋してあげておきます。

新しい年 令和2年、2020年がスタートしました。今年もよろしくお願いします。新年にあたり、今年の書き初めは「穴」という漢字を書いてみました。この字は、象形文字で 横あな式の住居の入り口の形にかたどり、「あな」の意を表します。この「あな」「あなかんむり」を部首とする漢字を4つを紹介します。
1つめの「空」は、から、あく、そら です。部首が「うかんむり」とよく間違いますね。下の部分の「工」は、つきぬけた穴という意味です。そこから、むなしいの意味もあります。
2つめは「突」つくです。穴と、犬(いぬ。大は省略形)とから成ります。穴から犬が急に飛び出す、つきでる、だしぬけ、の意を表す。突貫のつらぬく、突破のつきやぶる があります。
3つめは「究」きゅう きわめるです。研究、究明、究極の熟語があります。
最後に「窒」窒息、窒素の窒です。ふさがる、いっぱいと言う意味です。
「穴」というと、落とし穴など悪いイメージですが、自分の足りないところを見つけ、つらぬき、きわめれば、いっぱいになることができる、と考えました。穴に落ちないようにするのも大事、でも穴に落ちても、むなしくても、つきやぶり、きわめることができる。今年のキーワードは、「挫折回復力」です。穴場は、人に知られていない有利なところ。大穴は、勝負などの番狂わせです。
こじつけかも知れませんが、自分の足りないところ、自分の環境を嘆くよりも、前に進んでほしいと思います。はじめる。やってみる。自分を超える。挑戦する。そして、楽しさをいっぱいにしたいものです。(これは昨年も言いました)
いよいよ3学期のスタートです。各学年の締めくくりと次の学年への準備の学期でもあります。寒さに負けず頑張って走り出しましょう。


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