担任の呼名に力強い、しっかりとした返事をし、高校での成長、卒業後への希望を感じました。62期生287名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

式辞「桃太郎の志」を抜粋して掲載します。
童話「桃太郎」の２つの疑問です。１つは、危険な鬼退治に行く桃太郎を親はなぜ止めなかったのか。もう１つは、イヌ、サル、キジは、きびだんごをもらっただけで、なぜ鬼退治に協力したのか？この戦力で勝てると思っていたのか？この答えは桃太郎の「志」「リーダーシップ」です。
第１に「志」が人を動かすということです。桃太郎も、イヌ、サル、キジも、悪い鬼たちのいない平和な世の中を実現させたいという大きな理想がありました。自分たちの利益でなく、まわりの人たちの幸せにしよう、高い志と情熱が、親にはきびだんごを持たせて送り出させ、イヌ、サル、キジは命をかけて一緒に戦わせたのです。
第２に、「志」が人を成長させるということです。ぐうたらな桃太郎は、志を見つけ、鬼退治に出かけました。子どもが志を持ったときに、夢に向かう姿を後押しし、送り出せるのも親です。
第３に、私たちは他の人と信頼関係の中に生きている、いうことです。桃太郎がそうであったように、仲間とお互いの力を認め合い、信頼し合うことで困難を乗り越えられます。桃太郎のリーダーシップ、流行語大賞で言うと「桃太郎ワンチーム」でしょう。
これからの人生でさまざまな場面で雲雀丘学園のことを思い出し、機会があれば訪れてください。教職員一同お待ちしています。保護者の皆様にはご協力・ご支援をいただきましたこと厚く御礼申し上げます。