校長通信
幼稚園表現の会 第114号
2020/02/13
カリキュラム
2月8日雲雀丘幼稚園の「表現の会」を見学しました。園長先生によりますと、表現の会は1年のまなびを劇と歌で発表するもので、年度を締めくくる行事。特に、年長児は幼稚園での3年間の活動や行事で培ってきた力を発揮する集大成の場だそうです。たくさんのご家族が参観され、講堂は満席でした。
最後の演目の年長ほし・にじ・ゆき組による歌・合奏「あたらしい明日へ」を見せていただきました。歌・合奏・掛け合いも見事でした。さすが年長、小学校への希望にあふれていました。それに加えて、舞台での移動や楽器の交換やりとりがスムーズで感心しました。この園児たちの育ちやまなび、感性を小学校でも活かしてもらいたいと思いました。
私は幼児教育の専門ではありませんが、教育全般の中でも、幼児教育や乳幼児期の親子関係の重要性がよく話題になっています。サルーンひばりや外部で小学生の保護者対象に講演する時にも、非認知能力、自尊感情と合わせてこのようなお話しもさせていただきます。乳幼児期の重要性が語られるほど、保護者の方、特におかあさんが子育てに悩まれるケースが多いのではないでしょうか?卒業生からも相談を受けることがあります。虐待事案も子育ての悩みが原因となっている場合もあるようです。
「教育は成功、でも子育ては失敗」「親の仕事は教育ではなく「心を育てる」こと」「今の社会は、親も教育者も「子育て」と「教育」を混同していて」という文章に触れました。どこかで紹介できればと考えています。日頃は中等教育に関わっておりますが、幼児教育、初等教育の重要性を認識し、学園の方針である「共育・共学」を確認したいと思いました。