校長通信
世界は誰かの仕事でできている 第126号
2020/03/27
カリキュラム
人工芝が敷かれました。アルファベットが入ります。この作業を見るだけでも生徒たちには勉強になっただろうなあと思います。ワクワクする気持ちとたくさんの工事の方々がどう動くのか、どのようにできていくのか、本物を生で観るのが一番の学びです。
今日は朝から雨が降っていますが、その中で3人の方が砂場付近を数時間ずっとしゃがみ込んで作業をされています。学校再開、新学期完成に向けて工事の方も頑張っていただいています。
最近特に思うことは、大量生産、大量消費、あふれる高度技術製品の中で、もののでき方を知る機会が少ないことです。われわれは農作物も世界中から届き、工業製品は完成品を手にして使いこなしますが、この食料や製品がどのようにでき、どのような経路で届いたのかを知りません。世の中や社会のことを知ることで「世界は誰かの仕事でできている」という観点から「だから私はがんばれる」につなげなければならないと思います。科学技術が進歩し、複雑化した社会のことを私たち大人も知らないことばかりです。生徒の皆さんには、科学や技術から物事を深く見たり、背後にどのような社会とのつながりがあるのか、そこにもっと興味を持ってほしいと思います。その世界を拡げていくのが学問だと思います。