校長通信
1学期終業式 第46号
2020/08/07
本日、1学期終業式を行いました。保護者の皆様には、休校期間、感染予防対策、行事変更など、コロナ対応を含めて教育活動にご理解・ご協力・ご支援を賜り、ありがとうございました。深くお礼申し上げます。本校では国や県の通知に従い、「感染防止対策」と「学びの保障」の両立を進めてまいります。ご家庭での対策にもご留意ください。 生徒たちは暑さに負けず、感染防止対策を行い、学習、部活動などに頑張っています。教職員一同、生徒育成、進路実現のために力を合わせ取り組んでまいります。引き続きよろしくお願いいたします。現在のところ、2学期からは8時30分登校を予定しております。
気温の上昇によって熱中症の危険性がありますので、放送での式辞としました。要旨をあげます。
1学期お疲れ様でした。休校、オンライン授業、学校再開、クラブやいろいろな活動で頑張ってくれました。手洗いや検温、マスク、ディスタンス行動などの感染防止にも取り組んでくれました。生徒の皆さん、先生方、ありがとうございました。夏休み中も2学期も引き続きよろしくお願いします。「からだは離れて、こころは近くに」です。
今、表彰がありましたが、大会がなくても、表彰されなくても、クラブだけでなく皆さんの頑張りは自分の心に刻まれています。3年生で切り替えて勉強に向かう人、新チーム・新メンバーでこれから頑張る人、など様々だと思います。自信を持って次の目標、挑戦に向かってください。引きずっているのならばそれが一番いけません。
成長には2つあって「上向き」と「下向き」があります。勉強して学力が身につく、練習して技術が向上することを、「上向き」と考えます。一方、苦しい体験を乗り越えた先にある成長は「下向き」です。下向きといっても、退化ではなく、植物でいうと「根を張っている」状態です。私たちは、自己評価でも、「上向き」部分だけで評価し、落ち込んだりしてしまいがちですが、うまく行かないとき、苦しいときこそ、自分の行いを振り返り反省することで、困難を乗り越える強い心を養うことができます。これを、「挫折回復力」とよびます。失敗しない人、挫折しない人はいません。自分はダメだと思い詰める必要はありません。私個人は、朝鮮語の「괜찮아요 ケンチャナヨ」(大丈夫だよ)をいろんな場面、ニュアンスで使ってきました。見事な大木を見上げるとき、空に伸びる枝ぶりばかりに注目しがちですが、地面の下にはたくましい根が張っています。上にも下にも成長するから、魅力のある人間力のある人になれます。
授業時間回復はとても大事ですが、みなさんが自分のやりたいこと、自分と向き合う時間も大切にしてほしいので、2学期始業式を8月24日としました。始業式には、元気な顔を見せてください。
最後に、8月は戦争や平和について考える機会があると思います。「平和について考える夏」を意識してください。新聞を読んで、歴史や世界の情勢に目を向けて下さい。
生徒部長からも、夏休みの注意とコロナ感染防止の確認がされました。