校長通信
冬休みになって 第87号
2020/12/24
19日の終業式当日のあと、以下の3つの取り組みを紹介します。冬季休業になりましたが、個人懇談、講習やクラブ活動、探究活動が続いております。高3だけでなく、自習している高2以下の姿が多くなりました。詳しくは各担当のブログをご覧ください。
1. "Sound of HIBARIGAOKA" 第4回音楽系クラブ合同演奏会が講堂で行われました。この状況で実施できる方法をみんなで考え、換気や消毒、検温など、感染症対策を徹底しました。
2.探究ゼミ「建設現場に潜入」です。現場事務所でのレクチャーのあと、文化館解体工事現場に入りました。希望者が多かったため安全面を考え、人数を絞りました。解体工事の今回のバックアンカー工法についてわかりやすく説明していただきました。また、現場の女性職員の方から、建設業への女性からの視点でもお話しいただき、本校の生徒たちからも次々質問が出て大変勉強になったと思います。
3.即興型ディベートの全国大会出場が惜しくも補欠となりました。同じく激戦県の神奈川の高校と全国大会と同時刻で練習試合を行いました。高1の3名の生徒が積極的に挑んでいたことが印象的でした。
大阪大学高等教育・入試研究開発センターを進路部長、進路副部長兼探究担当の先生と訪問しました。医学部・工学部・人間科学部などのある吹田キャンパスです。新しくできた共創イノベーション棟で、高大接続部門の先生方と本校の取り組み、進路・探究学習の構想について、ディスカッションしました。以前、全学教育推進機構(豊中C)にお邪魔し、大阪大学のアドミッションポリシーや入学生の様子、高大連携のお話を伺いました。その後、高1の4月オリエンテーションの阪大での実施、本校での各学部教授講義、工学部推薦入試説明会、探究プロジェクトなど連携が実現しましたた。昨年度の阪大合格者数は14名(現役11名)、そのうち5名が推薦入試でした。合格者数だけでなく、個別に大学のイベントに参加したり、大学の先生に連絡を取るなど主体的な学びが少しずつ成果を上げています。志望者の多い大学ですので、すべての学部との連携を模索し、生徒たちを後押しできるように地ならしを行っています。大学からもお話しがありましたが、単に偏差値ランキングだけでなく、主体的な学ぶマインド(Growth Mindset)をもっている学生を求めています。教育・研究内容を理解し、学びの設計図を構想して、チャレンジしてほしいと考えています。
以前、当時の副学長から薦められた職員室前の阪大掲示板【写真右】にペナント旗が加わりました。大阪大学からたくさんの情報をいただいております。関心を持ち、大学に足を運んでください。先日、同じく前副学長から「貴校生徒の皆さんには、石橋駅の駅名も「石橋阪大前」に変わりましたので、ぶらり途中下車で散策していただければと思います。」と本校生徒歓迎のメールをいただいております。次年度に向けて、進路部と探究部で新たな取り組みを構築していきます。