校長通信
頑張っている中3生の君へ 103号
2021/02/03
高校受験生のみなさん元気ですか?A日程の出願者数が確定しました。倍率をみて不安になっていませんか?「合格できなかったらどうしよう」そんなことを考えてつらくなっていませんか?
当然のことながら、入試が目の前に迫ると「あれもこれも」と焦りが先行する。そこでコツコツ繰り返すことをおろそかにしてはいけない。本校を受験する人の中には、最終志望校が公立高校の人もいるだろう。志望校に向けて計画的に毎日コツコツ勉強することが大事で、積み重ねが近道であり、最も効率の良い勉強法だ。急に今までと違ったやり方に飛びつくようなことはしなくていい。保護者の方も「毎日の生活」を見守るようにしてもらいたい。高校入試の本番目前である今こそ、「基本」「習慣」「計画」を大事に、必要以上に焦らず、日々過ごしていこう。
私からのアドバイスを考えてみました。
1.つらいのは自分一人だけではない。
空を見上げ大空に意識をもって行って地球を眺める。不安を抱えている人が地球上にいっぱいいる。それぞれの人がそれぞれの場所で頑張っている。踏ん張ってみよう!
2.自分一人でたたかっているのではない。
おとうさん、おかあさんをはじめとした家族、学校や塾の先生、君とつながるすべての人が心配している。君を支えている人は君のことを見守っている。君にはともにたたかう人がいる。
この2つからどうすればいいか?それは君は「いつもの君」でいて、平常心で力を発揮すること。「いつもではない入試」に「いつもの君」でいるのは難しいこと。緊張や不安をすべて解消しなくていい。完全な「いつもの君」にならなくていい。少しでも「いつもの君」に近づこう。厳しい状況の中で頑張ってきたのは「いつもの君」だ。そのための不安の解消法はそれぞれ違うのだろう。
私は当日の朝、君を正門で迎えるので、元気にあいさつしてほしい。君と会えるのを楽しみにしている。最後に雲雀丘学園中学高等学校の先生全員を代表して、君にエールを送る。「君はここまでよくがんばった。最後までがんばれ!やってみなはれ!」
健闘を心より祈っています。