校長通信
こんな本見つけた 第105号
2021/02/08
カリキュラム
図書室で見つけた本の紹介です。『地球のかたちを哲学する』ギヨーム・デュプラ 文・絵 博多かおる 訳です。子どもの時に読んだ「飛び出す絵本」のようで楽しく見ました。「飛び出す絵本」?生徒たちは知っているのでしょうか?書評には「しかけ絵本」とありました。厳密には飛び出しませんがめくって読むことができます。このしかけに好奇心がくすぐられます。
内容はというと、今のみなさんならば、地球は丸いと知っています。昔の人は地球の形をどう考えていたのか?というテーマです。地球上に住む人々が、東西それぞれの考え、伝説、宗教などを描いて地球の形を描きました。たくさんの地球が描かれています。なぜそうなったのか、地理だけでなく歴史、思想史にも関連します。
高校地理の授業では、地理的視野の拡大、地理思想、地図の発達として、バビロニアの円盤状の世界観、TOマップのキリスト教世界観、プトレマイオスの地図、メルカトル図、伊能図などを習います。それを越えて、1.島みたいな地球 ヘビと亀とぞうが支えるとか 2.三角、四角、正方形、多角形 3.円形 と続きます。地球内部もぴらっと紙を開ければ見ることができます。ワクワク感満載の絵本です。
また、『世界を変えた知っておくべき100人の発見』『歴史について知っておくべき100のこと』こちらは、2020第2回チャンプ本のクラウンが着いております。私はちらっとしか見ていませんが、ぜひ手に取ってみてください。