校長通信
命を守る訓練 第7号
2021/04/15
4月14日、避難訓練を行いました。コロナ感染防止のため、中学高校を別時間で行いました。初めて校庭への集合となりましたが、乱れることなく短時間で集まることができました。また、生徒会各種委員長の認証も行いました。以下、訓練の講話の要旨です。
今回の「避難訓練」の目的は、非常時の避難誘導経路の確認と徹底でした。地震想定でしたが、経路は確認はできたでしょうか?実際には、皆さんが校内・校外のどこにいるのか、どの時間なのか、この通りではありません。一昨年の大阪北部地震では、登校前、登校途中でした。訓練の目的は、避難することだけでなく、究極的には命です。避難訓練を「命を守る訓練」と呼んでいる学校もあります。「命を守る行動」の意識を高めましょう。
もう1つ、火災や災害の時には、弱者への配慮が必要です。今回も、現在、足をケガしている人がいますね。助けてあげることができましたか?学校のことがまだよくわからない1年生もいます。体調の悪い人がいるかもしれません。この学園では、小学生、幼稚園児もいます。学校の外であれば、赤ちゃん、お年寄り、妊婦の方、障害を持つ人などさまざま状況の人があるでしょう。知っている知らないにかかわらず、手をさしのべる、思いやりの勇気を持って、声かけをしてください。新学期、みなさんのあいさつの声をたくさん聴くことができ、とてもうれしく思います。思いやりの声かけの勇気も、ここから始まると思います。地域のリーダーになるみなさんには、状況を想像をすること、当事者意識を持つことをお願いします。
本校では、新学期に「安全・健康ハンドブック」を配布してきました。新入生にはこれからかもしれません。登下校中、地震・雷、不審者への注意事項、スマホの取り扱い、心の問題の対処、いじめ防止基本方針、クラブ活動中のけが、熱中症、感染症などについて書いています。是非読んでください。
みなさんが、学校で生き生きと生活でき、学校が安全・安心の場所になるように、みんなでつくっていきましょう。
講話の後、拍手をいただきました。ありがとうございました。やっぱり、対面で話すのいいですね。みんなが顔を向けて一生懸命聞いてくれました。久しぶりでオンラインとは違った緊張感がありました。