校長通信
中学入学式 第3号
2021/04/07
4月7日午前、中学入学式を挙行しました。感染防止対策を行い、プログラムを変更いたしました。保護者の皆様にも参列いただき、69期生176名を迎えることができました。ご入学おめでとうございます。
入学生代表が、しっかりと宣誓をしてくれました。
中1各教室、廊下には、先生や在校生からのメッセージがありました。
廊下に新入生へ送る歌が掲示されていました。よくできていたので紹介します。
「新入生 やってみなはれ 雲雀では」に続きます。
「新入生 やってみなはれ 雲雀では どんなことでも チャレンジできる」
「新入生 やってみなはれ 雲雀では 元気なあいさつ スタートダッシュ」
「新入生 やってみなはれ 雲雀では 飛んだものには 空が広がる」
「新入生 やってみなはれ 雲雀では 挑戦こそが 自分をつくる」
「新入生 やってみなはれ 雲雀では やってダメなら 支えに行くから」
「新入生 やってみなはれ 雲雀では おめでとう 私もこれから恩返し」
式辞の要旨を紹介します。
ご来賓の皆様、ならびに多数の保護者の皆様のご出席をいただき、心よりお礼申し上げます。
厳しい入試を突破され、晴れて、学園中学生となられた新入生の皆さん、おめでとうございます。教職員一同、心よりお祝いし、歓迎いたします。保護者の皆様方にも心よりお祝い申し上げます。
この中学入学という節目にあたって、私から三つのことをお話します。
一つ目は「命の大切さを知って欲しい」ということです。皆さんは、お父さん、お母さんの子どもとして生まれてきました。そして、お父さん、お母さんにはそれぞれ両親がおられます。皆さんにとっては、おじいさん、おばあさんです。このおじいさん、おばあさんにもそれぞれお父さん、お母さんがおられました。このように、人の命は何代にもわたって受け継がれてきているのです。現在、地球上には七十八億人が住んでいますが、皆さんと全く同じ人間は一人もいないのです。皆さんはかけがえのない一人なのです。また、皆さんは食事の前に「いただきます」と手を合わせていると思いますが、その意味は、魚や肉や米や野菜の命をいただいているということなのです。わかりやすく言えば、皆さんは多くの生き物の命をもらって生きているのです。
二つ目は「人とは違いがあり、それを認め合う」ということです。先ほど、地球上には七十八億人の人がいて、同じ人は誰一人としていないといいました。みんな違って当たり前なのに、違うことがおかしいと考えてしまう人もいます。世界では多様な文化があり、皆さんはグローバル社会の中で世界中の人々と付き合っていく可能性があります。今日、一緒に入学された仲間たちや、これから出会う先輩や先生方にもいろんな人がいるはずです。自分とは考え方の違う、いろんな人と出会って、違いを知り、認め合ってほしいと思います。
三つ目は「さわやかな挨拶を自らする」ということです。
挨拶一つに 心の明るさ・暗さが表れます。
挨拶一つで 意志の強さ・弱さがわかります。
挨拶一つが 人を温かくも・冷たくもします。
自分自身が大きな声で挨拶をすることにより、元気が出てきます。そして、一日を気持ちよくスタートすることができます。あなたの挨拶一つが家族を幸せにします。この元気な気持ちは周りの人にも伝わり、家庭も学校も明るくなります。私みなさんが身につけたさわやかな挨拶は、あなたの生涯にわたる大きな大きな財産であり、その挨拶が社会全体をよくしていくことにつながります。
どうかこれから皆さんは『命の大切さを知る』『人とは違いがあり、それを認め合う』『さわやかな挨拶を自らする』という三つを実践してください。そして、明るく元気でいきいきと楽しく学校生活を送ってくれることを心より祈っています。私達教職員は『生徒一人ひとりの夢の実現をはかる。』という高い志のもと 情熱をもって努力し、取り組んでまいります。先生たちにぶつかってきてください。心配はいりません。これから六年間どうぞよろしくお願いします。最後に、保護者の皆さんにお願いします。子ども達の育成にあたっては、家庭と学校との連携が何よりも大切です。皆様のご理解とご協力なくしては、雲雀丘学園の教育は成立しません。どうか、今後とも温かいご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げ、式辞といたします。