学校ブログ

校長通信

1学期終業式 第38号

2021/07/22

行事

7月21日、令和3年度1学期終業式を行いました。ZOOMでの式、校長講話、賞状伝達も定着してきました。顔が見えないので十分に届いているのか心配です。講話の要旨をお伝えします。

4月の始業式では、2点お話ししました。1つ目は、「授業を大切にする」ということです。今年度頑張ってほしいことは、教室での発言です。各教室に発言の仕方、聴き方を掲示しています。授業は、生徒と先生が作り上げるものです。2つ目は、「気持ちを大切に」です。まず自分の気持ちです。今年もやる気、挑戦心を大事にしてください。今年も「私の挑戦」を読ませていただきました。達成できて校長室に報告に来てくれた人もありました。もう一つは、他の人の気持ちです。

「やればできる」ティモンディの高岸宏行さんを見ると元気や勇気をもらえます。NHKの特集番組で「やれば成功できる」という意味ではないと話されていました。「やれば成長できる」ということです。成功は目標かもしれませんが、真の目的は成長です。深いなと感じました。最近そう感じることが多くなりました。
現実的には、「やらなきゃできない!」だと思います。勇気を振り絞って一歩踏み出してみましょう。やってみて直接体験したことが、成功体験につながります。失敗を恐れてなかなか始められない人、失敗したくない気持ちもよくわかります。「成功」の反対は「失敗」でなく、「やらない」ことです。そして失敗には種類があります。これはブログ校長通信に書きます。

先ほどたくさんのクラブの表彰を行いました、この夏も地区大会、近畿大会、全国大会に出場されると聞いています。表彰を楽しみにしています。グローバルや探究の活動、夏期講習、8月7日は高3の模試もあります。コンディションを整え、自己ベストを更新しましょう!

2学期始業式で「やればできる」挑戦したみなさんにあえることを楽しみにしています。楽しい夏休みにしてください。以上で1学期終業式の式辞といたします。

失敗について、ある先生の文章をお借りします。失敗には種類があります。避けられる失敗と避けがたい失敗、成長に役立つ失敗などです。
避けられる失敗は、注意・準備不足が原因で起こることが多いので、不安になる必要はありません。しっかりと注意をして準備をすれば良いのです。
避けがたい失敗はどれだけ準備しても起こってしまう失敗なので、これはもうあきらめるしかありません。クヨクヨしないことです。周囲の人も避けがたい失敗であることを理解するので、クヨクヨせず顔を上げて前向きに頑張っていれば、あなたを応援してくれます。ピンチがチャンスになるのです。
成長に役立つ失敗は、試行錯誤から起こる失敗です。失敗から学んでいけば、成功につながる失敗です。
いたずらに失敗を恐れるのではなく、避けられる失敗を避ける努力をし、失敗してしまったら、ピンチをチャンスにすることに全力を尽くせばいいのです。

皆さんはこれからプレゼンテーションを行うことになりました。皆さんを3つのグループに分け、それぞれのグループには、指導者からそれぞれにアドバイスが出ます。
1つ目のグループには、「完璧にやりなさい」というアドバイスがありました。
2つ目のグループには、「失敗しても大丈夫」というアドバイスがありました。
3つ目のグループには、「失敗して皆を笑わせて」というアドバイスがありました。
どのグループが一番よいプレゼンテーションをしたでしょうか?
答えは、3つ目のグループです。自己評価も他者評価も3つ目のグループが最も高かったのです。失敗して皆を笑わせようと考えてプレゼンテーションを行ったグループが一番よい評価を得たのです。失敗してもいいのです。失敗したほうがいいのです。気を楽にして一歩前に進んでしまいましょう。

不安を感じたとき、どうしますか?課題が目の前にあるとき、どうしますか?失敗したとき、どうしますか?前向きの気分をどう育てますか?これらの問いをしっかりと受け止め、考え、行動していきましょう。という私も止まってしまったり、悩んで落ち込んだり、自問を受け止められないときがあります。

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