校長通信
SJSS 英語がいっぱい 第66号
2021/10/25
アストラゼネカ社東京支社へ行きました。34階の素晴らしい眺めのオフィスです。レインボーブリッジが見えます。写真にはありませんが左側に五輪選手村も見えていました。
2019年11月のSDGsフォーラムの写真です。このフォーラムで、アドベンチャーワールド、アストラゼネカとのご縁をいただきました。ステファン社長と面談した生徒の一人は海外大学に進学しました。
スウェーデン大使館主催のSweden-Japan Sustainability Summit 2021(SJSS)に本校生徒がアストラゼネカ社より招待され参加しました。アストラゼネカ社とは、2年前のSDGsのフォーラムでご一緒させていただいたご縁からです。コロナ感染状況を鑑み、生徒たちはオンライン参加、私のみアストラゼネカ東京支社にて参加いたしました。
スウェーデン駐日大使はじめ主催の大使館関係者、経済産業省大臣官房審議官、環境省事務次官、スウェーデンや日本企業の方々、東京大学未来ビジョン研究センターがあいさつ、講演をされました。(ここは同時通訳ありでした)
そのサミットの冒頭、ペールエリック・ヘーグベリ大使の呼びかけに、本校高校2年生5名が英語でお答えし、メッセージを発信しました。会場では、スウェーデンの若者、日本の大学生の動画に続き、日本の高校生の出演、そのスピーチに感動に包まれました。大使からは「日本の若者が声を大にし、発信することを期待します」とのと励ましをいただきました。詳しくは探究GLOBALブログをご覧ください。
スピーチの一部を紹介します。
Think now. Act now. Have a gentle heart now. Even if each petal is small, if they gather together, it will make a large and beautiful flower. I believe that if the world is united, the earth will bloom again beautifully.
今,考えるのです。 今,行動するのである。 今,思いやりの心を持つのです。 1枚1枚の花びらは小さくても,それらが集まれば大きくきれいな一輪の花をつくるのです。世界が一丸となれば,地球が再び美しく咲き誇ると,信じています。
現場では撮影禁止でしたので、会場の写真を掲載できませんが、いろいろな立場の方から、2050年の脱炭素社会の実現に向けての政府や企業行動計画をお聞きしました。環境省中井徳太郎事務次官からも大量生産、大量消費を見直す必要があり、環境省、経産省、経団連が循環経済パートナーシップを構築していくとのお話しがありました。サーキュラーエコノミーという言葉が使われていました。単純にいうと「生産したものをリサイクルでなく、リサイクルを考えた生産」に移行すべきで、しつつあるようです。そこには、市民の意識改革や行動変容が必要であり、教育や子どもたちのムーブメントが不可欠であると思います。
いろいろな企業の方ともお話ししました。スウェーデンの会社はどれくらいご存じですか?IKEYAが有名になりましたが、ほかにも技術力の高いグローバル企業が多いことも知りました。
事例発表のスウェーデン発祥の企業
ボルボ(自動車、大型トラック第2位)、スカニア(大型トラック第3位)、エリクソン(通信・地上固定設備開発最大手)、テトラパック(三角パックをつくった)わが家では子どもたちは三角パックを知りませんでした。
事例発表の日本企業
ブリヂストン、サントリー、日本環境設計(衣類・プラスチックのリサイクル)
私自身も大変勉強になりました。SDGsも環境教育も英語を勉強しないと・・・スウェーデン大使館、企業の方々が、本校との連携にも興味を持っていただいたようで、生徒たちの学びに向けて進めさせていただければと思います。生徒の皆さんにも未来のためにしっかり学んでほしいと思います。アストラゼネカ社様にはこのような機会を与えていただきありがとうございました。この場をかりてお礼申し上げます。