校長通信
RISK&CRISIS Management 第6号
2022/04/14
昼休みの道しるべです。
新学年がスタートしいろいろな行事が行われています。少し紹介します。そのほか、各学年や分掌のブログを見てください。
13日に避難訓練が行われました。今回は避難する経路の確認をしました。私からの講話の抜粋です。
危機管理を考えるときに、2つの側面があります。リスクマネジメント、クライシスマネジメントです。Riskは「危険」の意味で、Crisisは「危機、重大局面」の意味でつかわれます。
リスクマネジメントは未然防止、「事前に何かしておく」ことです。万一のことが起きた場合も受けるダメージを軽減することができます。 地震が来ても家具が倒れないように固定しておくことや自宅から近くの避難場所までの道のりを事前に確認しておくことなどが当てはまります。
リスクマネジメントが「事前対策」なのに対し、クライシスマネジメントは既に起こっている危機に対して対応する「事後対応」を意味します。地震が起きた時に倒壊しそうな建物からすぐに離れることや、火災が起きたときに初期消火に当たることなどです。万一のときにいかに被害の拡大を抑え、事態を迅速に収束できるか、これがクライシスマネジメントに求められていることです。
リスクマネジメントとクライシスマネジメントは、どちらか一方ではなく、どちらも対処できるようにの両面をしっかり考える必要があります。避難訓練もそうです。この考え方は、日々の健康や安全、いろいろな出来事、受験勉強の学習計画や部活動での競技などにもあてはまるかもしれません。私が指導していたバレーボールでもプレーの中で考えます。
私がみなさんに「今」意識してほしいのは、通学路についてです。危ないところはないでしょうか?交通事故リスクもです。通学路を点検してください。特に、自転車に乗る人は気をつけてください。みなさんが生き生きと生活でき、学校が安全・安心の場所になるように、みんなでつくっていきましょう。