校長通信
ピアノに感謝 第30号
2022/06/27
生徒の出入り口、60ホール前の「学び舎StreetPiano」のいすが新しくなりました。高校1年生が寄贈してくれました。電車に乗っていすを抱えて運んでくれたそうです。大変だったでしょう。ありがとうございます。朝や休み時間、放課後にピアノの音色が聞こえます。登校してきたらピアノが聞こえる学校っていいなと思い、置いてみました。ピアノも保護者の方らから寄贈です。みなさんが弾いてくれるか、心配でしたが、いろいろな学年、男女問わず弾いてくれます。いすの感想を尋ねてみますと高さが調整でき弾きやすくなったと好評でした。
梅雨に入り晴れ間が少なくなくなりました。梅雨の花のイメージはアジサイでしょうか?附属池田小の事件の時に被害者の子ども達が娘達と同学年で、わが家のアジサイの花を持って正門前にお悔やみに行かせていただいたことを思い出します。
先日「あじさい寺」に行きました。少し早かったのですが見事でした。「なげきの展望台」の標識にそって108段の階段を上がりました。そこには写真の看板が。
・・・ここを登り切れば「何かいいことがあるだろう」と期待しますが何もないのが人生です。・・・(中略)・・・悲しい思い、つらい思い、嫌な思いはここに置いて帰りましょう。・・・また、明日から元気な自分で生きていきましょう!合掌・・・
調べてみますと住職の言葉がありました。「苦労を乗り越えた先に何かあると期待をしてしまうが、『何もない』というのも人生。でも、『何もない』とは『無事』なこと。自然災害や戦争に遭うことなく平穏に生きられるのが一番の幸せじゃないか。」
あじさいを期待してお寺に行ったのですが、何もない「なげきの展望台」で大きな気づきをいただき、心を少し軽くすることができました。やっぱり、感謝の心で手をあわさんといかんなと身にしみました。ありがとうございました。