校長通信
自己成就的予言 第47号
2022/08/23
2学期が始まりました。登校時には生徒たちのたくさんの笑顔を見ることができました。全国大会出場の垂れ幕も6本になりました。
2学期始業式でもたくさんの賞状伝達を行いました。トリプルクラウンおいては、名前を掲示するボードの2枚目が設置されました。式辞では仙台育英高校野球部の須江監督の言葉を紹介しました
以下、式辞の抜粋です。
夏休みには、講習、受験勉強、部活動、海外研修、探究プロジェクトといろいろな場面でがんばってくれました。数多くの報告を受けています。全国大会や近畿大会など大きな大会にも出場し、ご苦労様でした。
「自己成就的予言」について紹介します。アメリカの教育心理学者たちが提唱したもので、「こうなるはずだ」という自身の強い想いを言葉にすることで、予言のように実現します。言語化することで目標が明確になり、無意識に言葉通りの行動をするようになります。自分で「こうなるのではないか」と思って行動していると、実際にその予言が現実のものとして成就してしまうという現象をさし、これは良いことにも悪いことにも同様に作用します。例えば、「大学に合格する」「試合で勝利する」という言葉も、「自分はどうせダメだ」という言葉も同様に実現する。
日本には発した言葉には強い力が宿るという言霊(ことだま)という考えがあります。めでたい言葉を選んで使うのも、不幸をイメージさせる言葉を 「縁起が悪い」と避けたりするのもそのためです。例えば、結婚式で使う言葉とか受験生の前での発言に気をつけるとか。血液型診断で 「O型は大ざっぱ」などと言われることにより、 実際にO型の人がその性格によっていくといわれたりします。自分がどのようになるかは普段の言葉遣いが決めるとも言われます。学期の始まりにポジティブなイメージの言葉を使いたいと思います。前向きな「予言」によって明るい未来を描いていきましょう!