校長通信
顔晴(がんば)っている君へ 第87号
2023/01/11
中学受験生のみなさん元気ですか?出願を締め切り、出願数が確定しました。
出願数や倍率をみて「合格できなかったらどうしよう」そんなことを考えて、不安になっていませんか?その上、コロナ禍で受験生のみなさんには大きな影響がありました。大切な学校生活が制限され、通塾にも支障があったことでしょう。本校での説明会でもゆっくりと校内・部活動見学をしたり、在校生ともゆっくりと話ができませんでした。ご相談のお母さん方も「モチベーションを保つことが大変」と心配されていました。そして、新たな感染拡大です。
受験には不安はつきものですが、不安はつのるばかり。昨年と同じく私からアドバイスを考えてみました。参考にしてください。
1.つらいのは自分一人だけではない。
空を見上げ大空に意識をもって行って地球を眺める。不安を抱えている人が地球上にいっぱいいる。それぞれの人がそれぞれの場所で頑張っている。踏ん張ってみよう!
2.自分一人でたたかっているのではない。
おとうさん、おかあさんをはじめとしたご家族、学校の先生や塾の先生、君とつながるすべての大人が心配しています。その気持ちがわかりますか?君を支えている人は君のことを見守っています。君にはともにたたかう人がいます。距離は関係ありません。ともにです。
この2つからどうすればいいか?それは君は「いつもの君」でいて、平常心で力を発揮すること。「いつもではない入試」に「いつもの君」でいるのは難しいことです。私たちもそうだったからわかります。緊張や不安をすべて解消しなくていいし、完全な「いつもの君」にならなくていいのです。少しでも「いつもの君」に近づきましょう。厳しい状況の中で頑張ってきたのは「いつもの君」です。そのための不安の解消法はそれぞれ違うのです。
当日、朝に家族にハグしてもらう。握手する。
会場で「大丈夫!」をくりかえし唱える。
眼を閉じて、自分のことを応援してくれている人のことを思い出してみる。
自分の手を5回しっかり握って、ながめる。深呼吸。(呼吸は大事)
もし、この校長通信を入試日前日の夜に読んでいるならば、さらっと読んで、安心して寝てください。明日は良い日になりますから。(そうお布団で唱えてください)
入試当日は、私は正門で君を迎えますので、元気にあいさつしてください。
君と会えるのを楽しみにしています。
最後に雲雀丘学園中学高等学校の先生全員を代表して、君にエールを送ります。
「君はここまでよくがんばった。最後までがんばれ!やってみなはれ!」
健闘を心より祈っています。
昨年の様子。