校長通信
入試相談会で 第18号
2023/05/18
今年度の全校生徒写真パネルができました、職員室前の6年分掲示に追加します。
4月に神戸で、5月に西宮で入試相談会のブースに入りました。相談の方が多く、お待たせしてはいけないということで、救援出動しました。神戸は中学入試、西宮は高校入試が中心でした。聞いていた通り、昼食はもとより、トイレに立つ時間もなく、ずっと相談が続きました。コロナの入場制限もなくなり、どっと増えているようです。ありがとうございました。
相手が校長とわかりびっくりされます。「幸か不幸か、何でも答えます。」と前置きをし、ご質問を受けます。この時期の高校受験の方にお話ししていることを少しご紹介します。
(保護者だけ特にお母さんの場合)相談会から家に帰ってたくさんのパンフを見せて「雲雀丘は難しいって言ってたよ。勉強を頑張りなさい。」みたいに言うのは避けた方が良いです。逆効果です。
(生徒と保護者の場合)お母さんが必死に質問して子どもはだるいモード全開の時があります。今回は1組だけでした。連れてこられた感満載です。自分の進学高校のことを大人2人が話しているのに悲しくなります。
そんな話しをしつつ、「今回のゴールは、雲雀丘の宣伝でなく、勉強に対してやる気の出ることです。」と最初にお伝えしています。
学校の特長はどの学校も良いことしか言いません。また、どの学校も同じようなことをやっています。授業や受験対策やグローバル教育、行事、特色のある学びなど。外部に頼めばやってもらえるものたくさんあり、マネをしています。
そこで雲雀丘の評価が高いのはなぜですかと聞かれます。違いは独自性と先生方の取り組み方、生徒の関係性です。これも確認のすべがありません、だから、学校に来て、実際の生徒とその表情を見てくださいとお伝えしています。全員をみられるわけではありませんが、自分を投影できるかです。説明会で示すデータや実績は過去であり、実際に学校で通うのは未来のあなたです。
高校入試では多くの中学校で11月の実力考査が受験校選定に重要だと聞きます。本校の場合は国社数理英の5科です。中学校での面談で受験しても大丈夫と言われるラインに到達できるよう頑張ってください。そのために5月から11月までの学習計画を月ごとに立てましょう。夏に1・2年の理社をやり直すとか、3年生の内容は日々授業で完璧にするとか、内申点を上げるためにとか。その原動力のために行きたい学校を探し研究しましょう。「思いは努力の源」です。
公立との併願であっても私学もしっかり見ましょう。私学にはそれぞれ特徴があります。公立志望から私学専願となる人も多く、雲雀丘ではよく聞く話しです。(この話はここでは割愛します)
高校研究ができる人は大学受験の時もしっかり考えます。多くの人が通う公立校を選ぶのは間違いが少ないのかも知れませんが、みんなが行くからというのは良くないです。私たちは食事する店を選ぶにも口コミやランキングをあてにしてしまいます。ある面、情報過多で人頼みです。学校は簡単に取り替えられません。自分にとってどうかが大事で、自分の目や耳でできる限り調べ、考えることです。
中学校生活においては部活動や行事などまだまだやるべきことがあります。犠牲にして勉強するのはなく、学校生活を大切にし時間を有効に使って目標に向けて努力してください。入試には合否の結果が伴いますが、受験によって成長できます。高校生になってうまく行かない人の共通点は、中学時代に努力をしないで、考えないで高校生になった人です。本校のスクールポリシー校是は「高志・自律・努力」で、アドミッションポリシーでもあります。
5月20日28日に校外説明会や後日に校内入試説明会もあります。ブースでも、お目にかかれることを楽しみにしています。また質問してください。
初代の鳥井理事長の言葉は 「やってみなはれ」
初代の板倉校長の言葉は 「生徒の心に火をつけろ」
です。