校長通信
自己ベストの更新⑤ 第41号
2023/08/07
生徒たちの頑張りがホームページに紹介されています。生徒の様子をホームページに紹介することは、本校の入試を考えているみなさんへの広報活動の一環でもあります。しかし、入試広報的に特化したものとしては、InstagramやLINEを活用しており、本校公式Instagramはあえて生徒の様子を中心にすえないように線引きしています。
生徒の活動を広報する意味として次の3点を考えています。
1.生徒の様子や活動を校外、校内関係者が知ることができる。
雲雀丘ではいろいろな活動が行われています。私のところに報告はありますが、すべて逐一というわけには行きません。時間差が生まれます。先生や生徒が早い段階で知ることによって、生徒へのアプローチもすることができます。先の入試広報部長が提唱された「学内広報」の考え方で、先生も生徒も学校のことを知るという考え方です。
2.取り上げてもらうことで生徒の自信や成功体験につながる。
当事者は声かけをもらったり、喜んでもらったり、他の人の気持ちを知ることもできます。試合では負けることもあるでしょう。細かな受賞結果を写真とともにアップされる学校もあります。本校ではそうでなくても、頑張りを讃えることができれば、自信や自己肯定感につながると考えています。体験を経験にする作用が働きます。
3.学校での学びを社会に発信する。
生徒たちの活動は学校主体のものがほとんどです。本校では社会とのつながりを意識した活動に取り組んでいます。これまで学校で教えてきたことは学校だけに留まっていたのではないかという批判もあります。それは大学になってからと言いつつ、大学生になっても社会につながっていないとの指摘もありました。学校ホームページだけでなく、生徒自身が発信し、社会問題を考えアプローチしていくことの重要性を感じています。
本校の取り組みがメディアに取り上げられました。画像や内容をここで出すことができませんので、実物をご覧ください。2つとも反響が大きくいろいろな方から連絡をいただきました。その他にも、グリコ17アイスやアドベンチャーワールドのホームページでも紹介されています。
週刊東洋経済7月22日号 『中高一貫校新序列』
関西の注目校 雲雀丘学園(新聞広告にも校名が出ました)
難関10国立大学(学校推薦型総合型入試)合格者数ランキング
大学合格ランキング 中学入試偏差値からの伸長度
本校の取り組み「関西の注目校」として写真・文字で示されました。
ありがたいことです。ランキング上位に取り上げられることは嬉しいですが、データの取り方が乱暴で困惑します。ランキングは決して学校の価値を表すものではなく、本校においては、進学結果は一人ひとりの生徒の頑張り、プロセス、成長を重視しています。
読売新聞8月1日 『教育ルネサンス データサイエンス』
サッカー部員が取材を受け、9月締切のコンテストに応募する3名が掲載されました。「当たり前と思っていたことが違っていたり、予想もしなかった原因を発見できたりするのが面白い」(生徒コメント)「根拠に基づいて伝えたり、データの意味を考えたりする力を養いたい。データサイエンスは、社会を見る眼を養い、自分の将来や進路を考える力にもつながる」(教員コメント)