校長通信
3つの願いと感謝 第76号
2023/12/11
12月8日にメタセコイアライトアップの点灯式を行いました。校舎の高3はじめ生徒たち、ご寄付をいただいた方、保護者の皆様などたくさんの人に見守っていただけました。放送部員が司会をし、生徒会長からもこの光の意味やお礼の言葉がありました。高3生はじめ受験生のみなさんも頑張ってください。先日、片目を入れた「だるま先生」にも来ていただきました。多くの卒業生からも声かけをいただきました。
学年ブログでも紹介しております。中1 中3 高1 高2 高3
スタートは9月文化祭閉会式の「相田みつをさんの願いをテーマに、できるかどうかわかりませんが、挑戦します」です。生徒たちからも反響があり、生徒会も呼びかけ協力をし、来校者へのプレゼントも用意してくれました。
私たちは日々「欲」をもって生きています。欲望は、向上心や努力の源であり、多くの欲望と戦いながら生きているとも言えます。一方、「願」は他者を想う気持ちです。学園創立の精神には「社会のために尽くす実践力」があげられています。私たちが学ぶのは、「欲」だけのためでなく「願」のためだと考えます。
今回、メタセコイアのライトアップにおいて、
・ウクライナやパレスチナなど世界で起きている戦争、争いごとの平和への想い
・震災や災害、事故・事件、コロナなど命をなくされた方への鎮魂
・高3生や本校受験生だけでなく、頑張っている人、立ち向かう人への激励
の3点を「願」としてとらえました。
たくさんの方のご賛同、ご協力もいただき、点灯することができました。本当にありがとうございました。そして、3つの願いに、もう1つ「感謝」が加わりました。
70年近くにわたりこの雲雀丘学園を見守ってきたシンボルツリーの光を見つめ、みなさんといっしょに平和・鎮魂・激励・感謝を心にとめ、念じ願うことができました。これからもメタセコイアとともに成長できればと思います。