校長通信
3学期始業式 第84号
2024/01/09
令和5年度3学期始業式をオンラインで行いました。式辞要旨の抜粋です。
「2024年のえとは甲辰(きのえたつ)。“甲”はものごとの始まりという性格があり、“辰”は成長の年。これまで努力してきたことが、グンと飛躍して、さらなる成長が期待できると言われています」と書かれていました。
辰は象形文字。二枚貝が殻(から)から足を出している形にかたどっています。この辰を使った字をいくつか書いてみました。
てへんをつけると振るになります。辞書にはすくう、たすける意を表す。ひいて、さかんにする意に用いる。とありました。「振動」「振救」「振興」という熟語が思いつきました。
よく使う漢字として、農業の「農」があります。辰と田(曲は変わった形。)とから成り、貝がらで田の草を切る、ひいて、田をたがやす意を表す。ある辞書には、「曲がる」は林からなるとあり、諸説あるのかもしれません。
日々使っている漢字ですが、やはり奥深いです。あらためて、その国の文化における言葉の重要性を感じます。
最初にお話したように、甲辰(きのえ・たつ)は、これまで努力してきたことが飛躍して、さらなる成長が期待できると言われてきました。そのためはどうすれば良いか、私自身の自戒を込めて「初心」と書いてみました。
初心忘るべからず
「物事を始めたころの謙虚で張り詰めた気持ちを失ってはいけない」意味の言葉。
初心にかえる
「物事を始めたときの純真な気持ちにかえる」という意味。
初心を貫く
「物事を始めるときに決めたことを途中で諦めたり、挫折したりせずに最後までやり通すこと」、「最初に思い立った純真な心を最後まで貫き通すこと」という意味。
みなさんにとっての初心とは何でしょうか?考えていただければ成長のヒントになるとおもいます。学校における「初心」は創立の精神だと思います。心に刻んでみてください。
入学時からのテーマ「あいさつ」もしっかり行いましょう!
3学期は短い期間ですが、「締めくくりであり、次へのステップアップの学期」です。
挑戦、成長、飛躍しましょう!
みなさんの頑張りを楽しみにしております。