学校ブログ

校長通信

敬老の日 第49号

2024/09/16

進路

世代間ギャップを扱うテレビ番組を最近よく目にします。だからどうしたと遠ざけたいと思う反面、おじさん世代の昭和が新鮮にとらえられることもあり、たたかれる反面懐かしがられたり、若者世代の令和の理解できないことが新たな発見もあり不思議な感じです。
子どもの頃には何かにつけて「よく見とけよ」だけ言われて「さぁやってみろ」も多かったです。不親切だけど観察眼や思考力が鍛えられ、時間はかかるけど身につくことが多かったと思います。今は、親切さとタイパ、コスパは当たり前になっているけれども、身につくことも少ないような。「背中を見て学べ」の一方で言語化することも大事です。

あるコラムから・・・俳優の武田鉄矢さんの著書「老いと学びの極意」で50歳を過ぎた頃から疑問をノートに書き込んでいるとのこと。分からないことに遭遇したら、分かるところまで引き返して答えを見つける心得を書かれている。最初に書いたのは。小学校時代からの疑問だった「分数の割り算」だったとか。熱血教師金八先生のイメージが強いが、分かったふりは苦しい、老いの途上で「ますます『問い』は増えていく」とも述べられています。

大学の先生を招いたOneDayCollegeが行われました。詳しくは進路のブログをご覧ください。

生徒たちの知的好奇心を刺激していただきありがとうございました。先生方の講義について本校教員間でも話題になっておりました。生徒たちだけでなく教員にも刺激をいただきました。12月に新領域フロンティアウィークとして教科書から離れた知的好奇心を刺激する学びを全教員で挑戦します。

学びは衰えることなく、若いときに刺激された学びは「一生もの」だと感じます。敬老の日にこそ、先駆者から学ぶことの大事さ、新たなものを学び続ける姿勢こそ敬老に値するのかも知れません。人は誰しもが老いに向かって歩んでいきます。人生をどう生きるのか、そのために今をどう生きるのか、学びに対する心持ちを学び、自分のものにしたいと思います。

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