学校ブログ

校長通信

試験中に 第59号

2024/10/21

学校経営

学園の小学校4年生が中高「ひばり食堂」を体験しました。食べるものを食券機で自分で選ぶ、誰と食べるか、席も自分で選ぶ、トレイにのせて上手に席まで自分で運ぶ、食べたあとは食器を自分で水で流して洗い場に返す、何もかもが初めての体験でした。唐揚げ定食やきつねうどんやラーメンやカレーライスやカルボナーラや麻婆丼と様々でした。おいしそうに残さず食べてくれました。
当たり前ですが「自分で」が大事です。食前食後には人工芝校庭で走ったり寝転んだりそれぞれに自由に過ごしており、大きな歓声が聞こえていました。これも初体験。初めての経験は世界が広がり、自信にもつながり、自分で選んで決める経験は自己肯定感にもつながります。指示を待つのではなく、わからなければ人に尋ねたり、周りを見て学べばよいと思います。これまでに比べて先生方のご注意や指示も少なく、緊張ムードのかしこまった感が少なかったのがよかったです。

大阪大学大学院情報科学研究科科長の原隆浩教授をお招きして教員全員の研修会を行いました。『学問領域「情報」の魅力と可能性ービッグデータとAIの現状と未来』と題して講演をいただきました。世の中の動きや学問としての「情報」、先生の研究内容など分かりやすくお話しいただきました。Society5.0の人間中心の新しい社会に向けて、AIに対する不安や負の部分はあるが、そのためにも「正しい」情報技術者の育成の必要性を話されました。また、大学入試で終わりの学びでなく、その先の学び、日本における高等教育の重要性もお話しいただきました。
2年前に大学院で生徒たちへの講義・実習をお願いしてからも大きく変化していました。当時は私にとって情報科学の面白さや可能性、自然科学との違いを感じた程度でしたが、いまではいろいろな課題解決にも情報,DSが活用されており、学問においても不可欠になってきております。
原先生には、DXハイスクールの運営委員にもなっていただいており、今後の本校の取り組みにもご指導いただくことになります。

高校2年生の情報Ⅰのデータサイエンスを取り入れた授業において兵庫県統計グラフコンクールに参加しました。 結果,入選2点,佳作3点を受賞しました。詳細はこちらから。

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