学校ブログ

校長通信

私学が熱い! 第50号

2025/09/18

学校経営

『月刊高校教育10月号』(学事出版)に本校が取り上げられました。次月11月号と2回の連載です。「この私学が熱い!ー私学教育最前線ー第7回」で、「やってみなはれ精神で挑戦を続け見えてきたもの(上)」です。教頭先生が取材を受けてくれました。

およそ20年前の国際科の募集停止、2007年の選抜特進・特進コース制の導入、学力重視の取り組み、「本物の学び」、2014年のコース制の発展的解消、2019年の現在の探究コースの取り組みと、これまでの経緯がうまく記事にまとめられています。次号では、本校の探究の特長である「社会とつながった学び」が紹介されるようです。
 その時々にそれぞれの生徒が個性を発揮し、挑戦し、成長し、自己ベストを更新していきました。それを身近に適度な距離で支える先生の姿がありました。生徒も先生も個性を失わず、分断されることなくそれぞれを認めながら成長できることがすばらしいと思います。学校にスターはいなくていいのです。

高校の場合、公立私立を問わず、スクールポリシーをもとにした志願者数と進路状況が学校の評価として取り上げられます。ランキングや偏差値の基準にもなり、公立校では統廃合の指標になったり、私立では財政予算としての人件費や設備、教育関連経費にも影響します。どの学校でも苦労をしているところですが、やっぱり「私学が熱い」かもしれません。
 教職大学院でもお伝えしているのですが、変えていくにも生徒育成の視点が含まれているか、打ち上げ花火的な改革は一過性で持続できるか、「なんのために」ベクトルがそろっているか、学校を変えていくのは大変です。近頃、本校にはたくさんの学校視察があります。関東や九州などの遠隔地からもです。地域の実情は違えども学校改革に尽力される先生方にたくさんの刺激をいただくので、お断りせず勉強させていただいています。生徒も受け身でなく熱くがんばっていきましょう。

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