学校ブログ

校長通信

創立記念日② 第53号

2025/09/29

行事

全校生徒に向けて創立記念日の校長講話を行いました。前回に続き後半部を紹介します。

創立の精神は、一人の人が作ったのではなく、創設者たちがそれぞれの思いが盛り込まれました。そのキーワードを「未来への道しるべRoots&Route」としてみなさんに創立の精神を振り返る手立てとして示しています。

創立の精神は公立学校にはない私立学校特有のもの。なぜ学校が存在しているのか、私立学校の存在意義であり、一番大切にしないといけないものです。私自身も学校経営において初代理事長、初代校長の言葉を重視し意識しています。

現在、本校では国からはDXハイスクールと兵庫県からはグローバルリーダー育成の2つの研究指定を受け、新しい教育実践に取り組んでいます。次のステージへの進学のための学びだけでなく、これからの人生において大切なこと、世の中の変化に対応した自分自身の興味や関心を見つけ、学ぶことができればと思います。

人生100年時代と言われ、生徒のみなさんは120歳までという予測もあります。人生を野球の試合9回裏までと例えるとみなさんや大学生でも、2回表から2回裏です。そこで試合の勝ち負けが決まるはずはありません。これまでの「学校-仕事-老後のスリーステージ」もこれからは変わってくるでしょう。「マルチステージ」は社会に出てもまた大学院で学ぶ、働きながら学ぶ、会社を辞めて学生時代の友人と起業する、2つの仕事を持つ、仕事とボランティア活動の両方行うなど多様なキャリア・働き方が始まっており、もっとすすむでしょう。

明確にいうことはできませんが、きっと親の方が先に逝ってしまうことでしょう。自立した豊かな人生を自分で切り開いてほしいと思います。それも親孝行、親の願い(私は親としてそうでした)の気がします。今の時間を大切にして自分の人生を自分でつくる、を意識してほしいと思います。保護者の方にも、子どもの経済的自立と精神的自立への後押し、見守りを願います。

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