
校長通信
訓練は訓練?意識 第56号
2025/10/09
地震を想定した避難訓練を行いました。これまでと違ってた想定で行い、課題を抽出しました。例年同じことを繰り返すのではなく、時間帯などを変化させて訓練することはとても大事だと思います。
講話を少し紹介します。
「練習は試合のように試合は練習のように」という言葉があります。クラブやクラスでもよく話してきました。試合に負けたのに練習になると試合のことを忘れている。試験で点数が取れなかったのにいざ勉強となるとだらける。人に言われて思い出し、でもすぐに忘れる。なぜそんなことになるのでしょうか?
これができている人もいます。考える人、想像力のある人、意識している人だと思います。試合や試験はいつあるかがわかっています。だから、いつまでに何をし、自分の状況を確認すること、練習の時にこれでよいかなと考えることが大事です。
でも、災害がいつ来るかわからない。「訓練は訓練」だし、なかなか災害の時のようにできない。でもどうしたらよいかを考え、意識することができるようにしたいです。
政府は1月、30年以内に南海トラフ巨大地震が起こる確率を「80%程度」に引き上げました。先月9月には算出法を見直し、複数の計算方法を採用し、1月の「80%程度」とした数値を「60~90%程度以上」または「20~50%」と併記すると変更しました。いろいろな研究がされていると思いますが、やっぱり実際にはわからないのでしょう。
漠然とした不安が広がるなかで、京都大学の地球科学者の鎌田浩毅先生は、「2030年代に必ず起きる」と力説します。京大人気NO.1講義!として有名です。退職記念講義などの動画も出ていますから興味があれば見てください。
『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。』想像力、意識の話をしました。