学校ブログ

校長通信

フロンティアと高3いよいよ 第76号

2025/12/15

進路

中1から高2はフロンティアの授業に取り組んでいます。全てを見ることができませんが、生徒からは「楽しいです」と言う声をよく聞きます。何でもそうですが、新しいものに接するときの気持ちが大事だと思います。写真は1対1オンライン英会話です。

私がのぞかせていただいたものだけでも、教室授業では日頃教えていない学年の先生の姿が。
中3は大阪のグランキューブ大阪国際会議場の会議室を借りて慶應義塾大学院の先生方のワークショップ。昨年に続き、日本最先端のシステム思考、デザイン思考の授業を受けました。
高2では、オンラインで、ソマリアを中心に様々な紛争地でテロ組織との交渉や社会復帰支援を行うNPO法人代表の講義を受けました。テレビに出ている方からの直接の講義で勉強になりました。
高1の関西大学大学生による防災ワークショップ。卒業生が関わってくれました。

講堂でも。
中学生は合唱コンクールと英語暗唱大会。中3生の英語力プレゼン力にびっくりしました。EIPの成果、3年間の成長です。
中1は「切り拓くチカラーパラピンピック・アスリートの挑戦」の題でサントリーに所属するパラリンピアンのお話を聞きました。
高1の職業人レクチャーでは専門的知識や技術を持つ3人の保護者が、キャリア、仕事や社会とのつながりについてお話しをいただきました。

大学の先生、消防署の方、自動車会社の方、病院の方、卒業生と書き切れないくらいたくさんの方が学校に来て、生徒たちを関わり、学びを広げ深めていただきました。
また、この授業を構成するにあたり本校教員も日頃の教材研究とは違う、社会とのつながりを意識した研究ができたと思います。教員が獲得した知識を生徒に注入していくスタイルは教員と同等レベルを作り出し、社会の変化に対応したことになりません。学校が社会に取り残されているという所以かもしれないです。今回のフロンティアでのチャレンジが、先生方のレベルアップ、今後の探究的な学びにもつながると確信しています。

高3はというと、共テ対策にまっしぐらです。午後も講習が開かれていました。

進路検討会を実施しました。7月に続き2回目、今回は国公立、私立大学の出願について検討しました。
一人ひとりについて、志望校、学部系統、自宅外や再チャレンジの可否、模試の結果、得意・不得意科目、推薦入試の結果などの情報を整理し、検討しました。今回は模試成績から算出した共通テストの予測も含めました。高3担任団、進路部の先生方が行った事前打ち合わせの内容を踏まえたものになりました。私は、個人写真を見ながら記録をとっていきました。

本人の様子や指導経過が共有され、生徒がより頑張り進路実現できるように、最良の選択のために、われわれが示すことのできる可能性を探ります。担任、先生からも、効果的な声かけや励まし、情報の提示の仕方などを研究される機会になりました。この後の個人懇談や頑張りのきっかけになることを願います。

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