学校だより
図書室 蓮池薫さん講演会
2018/10/25
図書室から
10月30日(火)16:30より講堂にて、蓮池薫さんの講演会が行われます。テーマは「夢と絆」です。
2002年10月15日、北朝鮮による拉致被害者5人の方が帰国され大きなニュースになりました。蓮池さんはその中のお一人です。大学3年生の時に拉致され、その後ずっと北朝鮮での生活を余儀なくされました。その日が24年ぶりの日本、家族との再会の日でした。帰国から16年、現在は新潟産業大学で准教授を務めながら、執筆、翻訳を手がけていらっしゃいます。
半島へふたたび(新潮社)
前半には帰国後はじめて訪れた朝鮮半島(韓国)の訪問記が、後半には帰国後に改めて24年の空白を埋め、日本で自立して家族と生きていくために翻訳という仕事につくまでの経緯と翻訳業を始められてからのエピソードなどが綴られています。
拉致と決断(新潮社)
帰国後10年たって語られたのは、拉致被害者として過ごした日々の生活やその思い、北朝鮮社会や市井の人々の様子(決して楽に暮らているとはいえない一般の人々は私たちの憎悪の対象ではないことを多くの日本の人たちに知って欲しい)又、子ども達を北朝鮮に残して帰国してきた時の葛藤、など。夢と絆を断たれながらも必死で生き抜いた北朝鮮での24年間の記録です。
講演会は、生徒、保護者の皆さんも聞くことが出来ます。直接お話が聞ける貴重な機会だと思いますのでどうぞご参加下さい。