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図書室 読んで!こんな本(後)

2020/03/16

図書室から

☆「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹 講談社 全2巻

 タイトルから敬遠しないでください。誤解を恐れずに言うならば、いわゆる「ライトノベル(特にSF系)」が好きな人こそ、この作品にのめり込むと思っています。のめり込んだ人は他の村上作品も読みたくなるはずです。是非、どうぞ。

☆「罪と罰」 ドストエフスキー 岩波書店/新潮社 全2巻

 登場人物が多いとかテーマが難解だとか、それで読まずにいるのはあまりにももったいないです。「苦しみと悩みは、偉大な自覚と深い心情の持ち主にとって、常に必然的なものである」この言葉が気になった人は是非読んでみてください。若いうちに。

 最後に、もう一度言いますが、これだけまとまった時間はなかなか取れません。そして、大人になると、なかなか長編小説を読む時間もなくなってくるものです。だから、今こそ、長編小説を読むべき時です!

 (国語科・図書係 岩瀬)

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